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zoom RSS 「教育勅語」のどこが悪いか

<<   作成日時 : 2017/03/11 11:27   >>

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 この日本の政治社会状況の中で、しばしば亡霊のように出てくる「教育勅語」であるが、今度は森友学園だ。
 傘下の幼稚園で子どもたちに暗唱させていたことを問われて、理事長は『教育勅語のどこが悪い』と言い切った。
 森元首相やら、稲田防衛相やら、おそらくは安倍首相につながる政治家で、同じ思いの人たちは多いのだろう。

 「父母に孝に」
 「兄弟に友に」(けいていにゆうに)
 「夫婦相和し」
 「朋友相信じ」
 「恭倹己れを持し」
 「博愛衆に及ぼし」
とくれば、『どこが悪い』と開き直られて、現代の我々市民は即座に反論できなかったりする。

 しかしその徳目の最後の結論が、
 「一旦緩急あれば義勇公に奉じ、以て天壌無窮の皇運を扶翼すべし」
とあるところまで読み進んで、はじめて、『なんだ? これは!』という気持ちに至るのである。

 つまり、事変や戦争などの国家の大事が起こったならば、進んでその身と命を投げ出して、天皇のために働けというわけだ。

 ということは、親への孝行、兄弟仲良く、夫婦はむつみあい……などの徳目の羅列は、最後に国と天皇への忠誠に結びつけるための、皇国史観における思想的・道徳的基礎であり、導入にすぎなかった。
 しかも、第一に親への孝行、次が兄弟、夫婦はその下という序列も、家族制度の現れに他ならぬ。

 戦前の小中学校(国民学校)で、これらの徳目を子どもたちに暗唱させたということの意味は、国家と天皇への忠誠を誓わせて、子どもたちを軍国少年、軍国少女に仕立て上げるための洗脳作業に他ならなかった。


 津田道夫著『君は教育勅語を知っているか−−「神の国」の記憶』(社会評論社)参照

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