言いたいことがある

アクセスカウンタ

zoom RSS 学校給食の食器は強化磁器製に統一を

<<   作成日時 : 2017/08/14 18:36   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

 久喜市は、学校給食センターの建設に合わせて、食器もすべてプラスチック(PEN樹脂)製に統一する計画です。
 現在は、菖蒲、鷲宮、、栗橋地区ではプラスチック製、久喜地区では強化磁器製の食器を使っていますが、現在使っている強化磁器食器もすべて廃棄してプラスチック製に統一することにしています。

 私は、センター給食をやめて自校調理方式を求めていますが、それとは別の問題として、食器は強化磁器製を採用し、全市に広げるべきだと考えています。
 実際、これまでも久喜地区の給食調理は全農食品のセンターに委託してきましたが、食器は2002年から強化磁器製にしてきました。
 人間にとっていちばんおいしく食べられるのは陶磁器食器であって、それをプラスチック製に戻すのは、食育の観点から見ても逆行ではないでしょうか。

20年間で食器を全部4回入れ替えるというあり得ない想定

 教育委員会がプラスチック製食器を強く押している最大の理由は、強化磁器食器が破損しやすく、財政的負担が大きいというのですが、その理由が間違いであることは、これまでの議会質問で明らかにしてきました。

 教育委員会が給食審議会に提出した資料によると、1万2000食分の強化磁器食器を購入するのに1億1232万円、耐用年数が8〜10年なので定期的に更新するために20年間で4億4928万円かかると試算しています。
 それに対してプラスチック製だと、耐用年数は8年で強化磁器より短いが、破損率が低いので20年間で2億6201万ですむというのですが、この計算もまったく理解しがたいものです。

 この比較で、強化磁器食器の場合は、20年間で初期投資の4倍の費用がかかる、つまり20年間で4回すべて買い換えるということからして、あり得ない想定です。
 久喜地区でこれまで15年間、強化磁器食器を使ってきていますが、すべてをいっせいに買い換えた(入れ替えた)ことはありません。

 どういう意図かはわかりませんが、教育委員会は何が何でも強化磁器食器をやめて、プラスチック食器を採用させたいために、強化磁器食器を4回すべて入れ替えるというあり得ない想定をして、意図的あるいは作為的に、強化磁器食器のコストを極端に高く見積もったのです。

5年間で更新した食器は20%にすぎない

 そこで私は、実際に久喜地区で使用してきた強化磁器食器のコストを調べるために、教育委員会に、過去の強化磁器食器の破損や購入実態の情報公開請求を行いました。
 6月30日に情報公開請求をして、7月14日に、平成24年度以降、28年度までの強化磁器食器購入数の資料が公開され、茶碗、汁椀、大皿、小皿の4種類を全部合わせて使用している食器の枚数2万5000枚に対して、5年間で購入した食器は、4250枚にすぎないことがわかりました。
 つまり5年間で20%を買い足していたことになります。

 これまでの15年間でいっせいに食器を全部を更新したことはありませんから、これを単純に20年間に単純に拡大すれば、最大でも100%、つまり1回すべてが入れ替わる計算になります。
 強化磁器食器の運用コストは、最大でも20年間で初期投資の2倍、つまり2億2000万円ですむことになり、教育委員会の試算の半額ですむことになります。
 教育委員会は、プラスチック食器の20年間の運用コストは2億6201万円と試算しているのですから、かえって強化磁器食器の方がコストは安くなります。
 (プラスチックは洗浄を繰り返していけば細かい傷が付きますが、陶磁器は割れさえしなければ半永久的に使えるのです)。

教育委員会による「情報の隠蔽」は許されない

 私の情報公開請求に対して、教育委員会は、24年度以降の資料だけを公開し、23年度以前の資料は「不存在」を理由として「非公開」とされました。
 しかし、6月議会の一般質問で私が過去の食器の破損状況を問題にしたときに、教育部長が「私の手元にある統計ですと、平成23年度には2146枚、破損率で8.22%」と答弁していたのです。

「ない」と言っていた文書が出てきた

 私は8月8日、教育委員会学務課に出向いて、この矛盾について説明を求めました。
 その結果、職員がようやく資料の存在を認め、しぶしぶ「久喜地区強化磁器食器破損状況調査」と記された資料を出してきました。
 そこには22年度以降の各食器別の詳細な破損枚数が記されていて、22年以降の7年間で1万2097枚が破損していたことがわかりました。
 なお、この表によると、24年度〜28年度までの5年間で破損した食器の枚数は7967枚でした。
 それに対して購入した枚数が4250枚というのは、生徒児童数の減少で全部を買い換える必要はなかったということになります。

 この間の情報公開請求、それに対する非公開決定、その論理の破綻の経緯で明らかになったことは、久喜市行政の姿勢そのものです。
 実際には教育委員会内部で、23年度の破損状況の資料を持っていたのに、私の情報公開請求に対して、『23年度以前の資料はないから公開できない』とウソをついていたことになります。
 これは実際にある情報を隠蔽しようとしたものであり、明らかに久喜市の情報公開条例違反であって、市の職員として許される行為ではありません。

 職員は、実際にはある資料をなぜ『文書不存在』としたのか、その理由は、「職員が内部で作成した書類だから、明らかにする必要はないと思っていた」というのです。
 また、その元になった文書は「保存年限5年だから、廃棄した」とも言うのですが、保存年限を過ぎた文書がすべて自動的に廃棄されるわけではありません。
 職員ははじめ、「文書はありません」と言っていたのですが、私が何度も「本当にないのか、本当に廃棄したのか」と問い詰めたのに対して、次第に「ないと思います」とあいまいな答えになってきました。
 つまり、「5年を過ぎたから廃棄してもよい」→「廃棄したはずだ」→「ないはずだ」という論理であり、本当はあるかも知れないのに、ないことにして済ましてしまうという姿勢に他なりません。
 あるいは「保存年限を過ぎた文書はないことになっているのだから、公開する必要はない」と考えていたフシもあります。
 国会での情報隠蔽とまったく同じ構図ではありませんか。

 行政による情報隠蔽、そして自分たちの都合やお役所の論理だけで結論を誘導しようとする、久喜市行政の体質を問題にしていかなければなりません。 
 
23年度には2000枚以上が割れたと言うが…

 教育部長は議会答弁で、「23年度に2146枚が破損したのは破損率が想定よりも高い」と言って、強化磁器食器が破損しやすいことをことさらに強調していたのですが、はたしてこれは正しいのでしょうか。
 23年度というのは東日本大震災の年で、震度5で食器が大量に破損したのは当然であって、これを他の年に当てはめることはできません。
 教育委員会では、大震災で多く割れたという特別の事情をも無視して、「強化磁器食器は破損しやすい」と印象操作をしようとしたわけです。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
なるほど(納得、参考になった、ヘー)
学校給食の食器は強化磁器製に統一を 言いたいことがある/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる