憲法に「緊急事態条項」を求める意見書のデタラメ

 久喜市議会6月定例会に、新政久喜の平沢議員が「国会における憲法改正議論の推進を求める意見書」案を提案している。
 新型コロナ感染症対策で、政府の対策に数多くの問題があったのは、憲法に緊急事態条項がないからだ、緊急事態条項を設けるべきだという意見書である。
 この意見書の狙いは、第1には、この間の政府の対策の問題を「緊急事態条項がない」からだとして、問題のすり替え、責任転嫁を行って、安倍首相を免責しようとするものか。
 第2には、新型コロナ感染症の危機に乗じて、「緊急事態条項」という、ヒトラーがドイツの全権を掌握した手法を、日本国憲法の中に潜り込ませようという、火事場泥棒的発想に他なるまい。

 この意見書の審査は、7月2日の本会議で質疑、討論、採決が行われることになっている。
 私は7項目の質疑を事前通告したのだが、その中のおもな質疑項目をここに書いておこう。
--------------------------
(1)この意見書は、憲法に緊急事態条項を設けることにより、国家が国民に「外出禁止」や「複数人での会合禁止」等々を、命令して強制する権限を持たせるべきであるというのが、主旨であると理解してよいか。
(2)その上で、新型コロナ感染症のような事態では、憲法上の緊急事態条項を発動して、格闘技イベントの中止、買い占め騒動、パチンコ店の休業等々を、強制権限によって従わせるべきであったという主旨か。
(3)日本では国家に強制力を持たせなくとも、国民の自主的な協力と連帯で、おおむね「自粛」は守られた。
 政府の一部からは(真意は不明な点もあるが)「日本モデル」「民度」などと評価する声もあった。
 提案者はこれをどう評価するか。
(4)「緊急事態条項」とは、一般的には、憲法秩序そのものを一時停止させ、人権規定を停止するなどの非常措置をとることができる権限を定める規程を言う。
 ワイマール憲法下でヒトラーが全権力を掌握した大統領緊急令がその典型であるが、提案者はそのような権限を、日本政府に持たせるべきであると提案していると理解してよいか。
(5)意見書案では、緊急事態条項が「ほとんどの国にある」と書いているが、アメリカやイギリスの憲法には緊急事態条項はないとされている。
 現にアメリカで新型コロナ感染症対策は州や自治体主導で進められた。見解を問う。
--------------------------
 さて、平沢議員は、どう答弁するだろう。

 以下に、参考までに、提案された意見書案の全文を掲載しておこう。
 なんとまあ、めちゃくちゃな理論であることか。
 提出者は平沢議員、賛成者として署名しているのは、宮崎、鈴木、園部議員である。

   国会における憲法改正議論の推進を求める意見書
 久喜市議会は、平成28年3月8日に「国会における憲法議論の推進と国民的議論の喚起を求める意見書」を採択し、憲法審査会における憲法改正案の早期改正と国会における活発かつ広範な議論の推進と国民的議論の喚起をつよく要望した。

 中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスの感染拡大が世界中に広がっている。国民の生命及び健康を守るために一刻も早い感染症拡大の終息が求められる。新型コロナウイルス対策を行う中で、武漢市からのチヤーター機で帰国した邦人のうち2名が、検査拒否し自宅に帰宅した。国と埼玉県で繰り返し自粛を求めた格闘技イベントが、さいたまスーパーアリーナで開催された。 トイレットペーパーなどの買い占め騒動。休業要請に応じないパチンコ店の公表。国家に国民の生命や財産を守る責務があるのに、政府や自治体は市民にその判断をゆだねている。
 この国難に、ほとんどの国にある緊急事態条項がない日本国憲法は、欠陥憲法であることが明らかになった。憲法審査会の開催を行わないのは、国会軽視と国会議員の責任放棄であり、国民の生命と暮らしを守り国家の責任を果たすため憲法議論を開始し、速やかに憲法改正の国会発議を実現するよう要望する。

5月29日に、PCR検査センターを開設したのだが・・・

  新型コロナウイルスに感染した疑いのある人に対して、集中的にPCR検査を行う「地域外来・PCR検査センター」が各地に設置されています。
 埼玉県内では、県が各地域の医師会に委託して開設を進めており、さいたま市4か所、越谷市などの保健所設置市の他、おもに郡市医師会単位に開設されています。
 久喜市を含む南埼医師会は、幸手市などの北葛北医師会と合同で、5月29日に幸手市内に開設されました。
 月~金曜日の午後1~3時まで、ドライブスルー方式で1日あたり20名の検査が可能とされ、両医師会の医師が交代で検査に当たっています。
 検査の対象者はかかりつけ医が「検査の必要があると認めた市民」で、完全予約制となっていて、自分の判断で勝手に行っても検査してはもらえません。(設置場所も非公表とされています)。
 実際には1日に数人~10数人の検査を行っています。
なぜ、久喜市は市民に知らせようとしないのか

 市民は熱が出て新型コロナの感染が心配でも、保健所に電話してもまず繋がらない、繋がってもなかなか検査してもらえずに、不安のまま毎日を過ごしていました。
 私たちは、市民の不安を払拭するために、市で財政負担をしてもPCR検査センタを設置するように求めてきましたが、まったくそうした取り組みは進みませんでした。

 4月には、県内のPCR検査センターの開設が徐々に進んできたので、久喜市内に誘致し、人的・財政的支援を行うように提言したのですが、市の健康・子ども未来部長はいずれも「その考えはない」と消極的な姿勢でした。
 5月29日には幸手市にPCRセンターが開設されたのですが、市の部長は「県と医師会で設置しているので市は関与していない」といっさい説明しようともしませんでした。
 久喜市のホームページにはPCR検査センターの開設についてはまったく触れられていません。
 たとえば、越谷市や朝霞市ではPCR検査センターの場所も秘密ではありませんし、吉川市のホームページでは、場所は非公開ですが、「吉川松伏医師会地域外来・検査センター」を吉川市と松伏町との連携のもと設置します」と書かれています。
 これは市民の不安を解消するために、市民の期待に応えようとする姿勢と評価でき、PCR検査センターの開設自体を市民にいっさい知らせようともしない久喜市の姿勢とは大違いです。
 6月に情報公開請求して資料を公開させたところ、実際には、久喜市内への設置について医師会と協議しており、幸手に開設されたセンターに会場整理のために職員を派遣しています。
 久喜市が市民に対して、こうした事実も知らせようとしないのはなぜでしょうか。

委員会も特別に議員向けにライブ中継で

 久喜市議会も、新型コロナ感染症対策で、「密」にならないように会議の開催方法を工夫している。
 本会議場は議員席の間に等ミナアクリル板の仕切りを設置、議員は過半数を維持しながら交代で議場から退席し、控え室でインターネット中継で情報を共有している。
 執行部職員も、答弁を担当しない職員は議場外で待機している。

 昨日からは委員会が始まったが、狭い委員会室での開催を避けて、本会議場で委員会を開催している。
 委員も執行部の部課長たちも、また膨張の議員たちも、本会議場に分散して着席している。
 通常は、委員会はインターネット中継をしていないので、今回だけ特別に議会事務局と議員用のタブレットにだけ中継画面を流している。
 当該の委員以外の議員は、できるだけ本会議場に入らずに、控え室でそのライブ中継を見ながら委員会審議を見守っている。
 昨日は総務財政市民常任委員会、今日は副試験校常任委員会の所管事務調査が行われている。
 これは議会事務局のモニター画面である。
IMG_4906.jpg

久喜市議会は「密」を避けて開会中

 久喜市議会のコロナ感染症対策で、本会議場が「密」にならないように、半数くらいずつの出席にしている。
 会議の成立には過半数の出席が必要と法律で規定されているので、久喜市議会の定数27名の内、常に14人以上は本会議場に着席していなければならない。
 そこで朝の開会時には全議員が出席して、その後、各会派ごとに、交代で半数以上の議員を本会議場に残して、残りの議員は控え室にいることにした。
 もちろん控え室で休んでいるわけではなくて、パソコンで本会議のライブ中継を見ながら、会議の情報を共有している。
 今日(12日)の一般質問では、午前中には15人、午後には交代して16人が本会議場に残っていた。
 出席者・欠席者の順番は会派の中で話し合って、議席は1人置きくらいに着席している。

 議員の質問はすべて質問者席の演壇で行い、1人が終わるたびに事務局職員が机の上とマイクを消毒液で拭き取っている。
 市長や部長の答弁はすべて自席で行い、できるだけ議場の中を歩き回らないで会議を進めている。
 こういうやり方は代表者会議で決めたことなのだが、発言者が交代するたびにマイクや机を消毒しに来る職員もたいへんだ。
 国会もそこまではやっていないようだから、必要なのかという疑問の声は出ている。
【久喜市議会本会議ライブ・録画中継】へのリンク
6月15日(月)一般質問(2日目)6人
6月17日(水)一般質問(3日目)5人
6月18日(木)一般質問(4日目)5人 猪股は5人目

議員報酬の削減案の協議がなぜ進まないか

 久喜市議会では、市の条例改正案などを議員提案で提出するときには、次のようなルールを定めている。
・定例議会開会の1週間前の議会運営委員会までに、正式な条例改正案の議案として議長に提出する。
・さらにその1週間前の代表者会議に、条例改正案の案文を提示する。
・ただし緊急やむを得ない問題で、全会一致で提出するときには、この「1週間前」のルールは適用しない(定例会が開会された後でも提出することができる)。

 さて、久喜市議会で、新型コロナウイルス感染症対策で、市民の多くが生活不安に陥っている中で、議員も痛みを分かち合うとともに、市の新型コロナ対策の財源として活用してもらおうという話し合いを行ってきた。
 市が設置した新型コロナ対策を進めるための基金に寄付したいが、議員は選挙区内での寄付行為が禁止されているので、報酬を削減して基金積立金にまわしてもらおうという意味もある。
 5月18日に議長から、「議員報酬の削減などについて各会派で案を持ち寄って協議しよう」と呼びかけがあって、25日の代表者会議で協議することになった。
 各会派が案を持ち寄って、全会派で合意案を作って6月定例議会に提出することになっていた。
 全会派で合意案を作ることが前提であるから、「1週間前のさらに1週間前」のルールにとらわれずに、議員報酬削減の議案を提出することができるという共通認識を持っていた(はずだった)。

 ところがである。
 25日の代表者会議で、久喜市議会の最大会派である新政(8名)が、いきなり彼らの会派単独で「7月分の報酬の50%カットという条例改正案」を提出してきた。
 これは、この日に話し合いをして合意案を作るという手順を無視して、一会派が提出した条例改正案を、他の会派も認めろということを意味する。

 もし全会一致の合意案が作れなければ、他の会派が別の報酬削減案を出そうとしても「1週間前のさらに1週間前」のルールがあるから、時間切れで6月議会には提出できないことになる。
 つまり新政は、自分たちだけで報酬削減の条例改正案を先行して提出することで、他の会派が報酬削減案を出せないように出し抜いたということである。
 実際、新政所属の議員が、ブログで「自分たちは報酬削減案を出したが、他会派は出さなかった」と宣伝しているのだが、これはまるで議員報酬削減を手柄争いの道具に使っているとみられても仕方があるまい。
 彼らが議会の絶対多数を占めていた時であれば、こんな乱暴なやり方で通用したかも知れないが、会派構成が変わった今となっては、彼らの思い通りにいくわけもない。
 外部から見れば、彼らのそんな体質が、分裂の一因になったと思えなくもない。

 そして彼らの相変わらずの強引なやり方で、久喜市議会全体の合意を形成できるはずはないと思うのだが、いかがか。
 新政以外の、政策の会、公明党、共産党、市民の政治を進める会からは、それぞれ、報酬の10%3か月削減案、4か月削減案、6か月削減案、6月期末手当の半額削減案などが提示されている。
 新型コロナ対策を巡って“我が会派こそが”というような手柄争いをしている段階ではないのであって、会派間の考え方の違いを踏まえて、話し合いと調整を進めて合意案を作るべきであろう。
 また、市長ら3役の給与一部カットの議案も出される見通しであるが、これとも歩調を合わせて進めなければなるまい。

 6月8日から定例市議会が開会されることになっている。
 久喜市の新型コロナウイルス感染症対策、市民の生活支援をどう進めるのか、6月から小中学校の本格的再開へ向けて子どもたちの学びをどう保障するのか、久喜市政と市議会に課せられた課題は大きい。

コロナに対応した市議会の開き方で合意

 新型コロナ感染拡大の緊急事態宣言は解除されましたが、自治体はそれぞれ対策に追われています。
 6月の市議会定例会での議会の新型コロナ感染症対策に関わる対応策について、25日の代表者会議で協議が行いました。

 議会で、できるだけ“密”の状態を避けるために、以下のような工夫をすることになりました。
・議員はそれぞれ自宅で検温をしてから登庁し、咳や発熱などの感染が疑われる症状があった場合、また家族に同様の症状が見られた場合は登庁しない。
・本会議、委員会などの会議は本会議場、代表者会議や議会運営委員会は大会議室で開催し、できるだけ“密”の状態にならないようにする。
・窓や扉は開放し、常時換気を状態で行い、議員は常にマスクを着用する。
・本会議は全議員が出席すると“密”に近い状態になるので、定足数を満たす過半数に出席を確保し、約半数の議員は交替で控え室等でインターネット中継で会議の進行を把握する。
・執行部の職員も、答弁を予定している職員以外は、控え室等で中継を視聴しながら進行を把握し、必要なときに議場へ入る。

 一般質問と議案質疑については、議会事務局から最初、『執行部に、新型コロナウイルス対策に専念してもらうため、一般質問を縮小あるいは中止する。縮小して実施する場合、代表質問とする、質問項目の制限、時間制限を短くして、早く終えるようにする』という案が示されました。

 25日の代表者会議では、いくつかの会派から、一般質問日程の縮小、人数制限、質問項目数や時間制限度、事務局案に沿った意見も出されました。

 しかし議会の機能と責任を果たすためには、安易な質問の制限・縮小(中止)は許されません。
 久喜市行政も久喜市議会も、政治課題は新型コロナ感染症対策だけではありません。
 市議会は、コロナ対策も含む久喜市のすべての行政課題を審議するのでなければ、責任は果たせません。

 話し合いの結果、一般質問はこれまで通り、制限はせずに4日間の日程で行うことになりました。
 ただし、議会として、お互いにできるだけ効率的、スムーズな会議の運営には協力することで、以下に3点について合意しました。
・不要不急の一般質問や議案質疑は自粛する。
・質問(質疑)通告は、内容をいっそう明確にわかりやすく記載するように努める。
・執行部の答弁は、再質問(再質疑)しないでもすむよう、いっそう的確化に努める。

 もちろん、今後、感染爆発や久喜市内・久喜市役所・市議会でクラスターが発生するなど、新たな事態が起こった場合は、議会が開催が不可能となることもあり得ますから、その場合には状況に応じて対応を協議することとしました。

オンラインホームルーム、オンライン授業を見学しました

 小中学校の休校が3月から続きました。
 3月の卒業式、修了式替わりの登校日、4月の入学式と始業式替わりの登校日はありましたが、4月末になっても学校へは2~3回しか行けない状態でした。
 4月の末に、太田小学校のオンライン朝の会を見学に行きましたが、先生が替わって、名前もよく覚えていないらしい子どももいたようでした。
 それぞれの学校で工夫をして、課題を渡し、あるいはユーチューブで先生の話(授業)を送信して、家庭学習をして這いましたが、やはりそれでは授業にはなりません。
 学校の授業というのは、先生が子どもたちの顔を見ながら、また子どもたち同士が集団の友だちの反応を見ながら、学んでいくものです。

 こうした異常事態の中で、少しでも子どもたちとつながろうと、久喜市内の小中学校ではそれぞれ、オンラインでのホームルームや授業も工夫しながら取り組んできました。
 5月19日には太東中学校のオンラインホームルームを、21日には栢間小学校のオンライン授業を見学させていただきました。

 太東中学校では、学校のホームページを通じて学習課題を送信し、生徒たちは家庭で視聴しながら自主的に学習を進めています。
 課題は各教科で多岐にわたっていて、先生たちの努力が見て取れます。
 それでも全員が家にネット環境があるわけではないので、「オンライン授業」とはしていません。
 ZOOMを使ったオンラインホームルームでは、クラスの多くの生徒が参加していて、先生が1人1人に声をかけて生徒の状況を把握していました。taitou.jpg
 クラスで何人か、ネット環境がないためか、つながれないでいる生徒もいましたが、そうした生徒には別に電話でフォローしているそうです。

 栢間小学校では、全員がネットでつながれる環境を確保した上で、文字通りのオンライン授業を実施していました。
 ほとんどの児童が自宅のパソコンあるいは保護者のスマホで参加していますが、学童保育にきている児童と、学校で預かっている児童が学校のパソコン室で参加しています。kayama2.jpg
 この日に私たちが見学したのは4年生の国語の授業で、30分という短い時間でしたが、1人1人の顔を見ながら、先生が、自作の教材をモニター上に映し出して、授業を進めていました。
 最初のころは先生も2人1組であたっていたそうですが、もう操作にも慣れて、1人で進めていました。
 パソコン室には別の先生が詰めて、子どもたちを見守っていました。kayama1.jpg

 久喜市では教育委員会で300台のタブレットを購入し、各学校のネット環境のない家庭の子どもたちに貸し出しています。
 しかし実際には34校の全校の必要な児童生徒の全員にはとても行き渡っていないようです。
 また、購入したタブレットはWi-Fiモデルで、自宅にWi-Fi環境がない子どもはやっぱり参加できません。
 今後、オンラインを使った授業やホームルームを拡大していくことを考えれば、それ自体でネットにつながれるLTEモデルまたはルーターを市で購入していっしょに貸し出すことが不可欠でしょう。
 もう一つの問題は、各学校でアカウントを一つしか持っていないため、1度に一つのクラスしか対応できないことです。
 今年、GIGAスクール計画で各学校のネット環境を整備する予算が可決されましたが、まだ工事はこれからです。
 学校のネット環境を拡充することが急務です。

 学校の休校という非常事態の中で、多くの学校で先生たちの先進的な工夫した取り組みによって、オンライン授業、あるいはユーチューブを通した課題や教材、授業の提供が始まりました。
 これは、非常事態だけでなく、通常の授業が再開していった後も、子どもたちがいつでもホームページを通じて、課題や教材、動画を見ることができるようになります。
 とすれば、子どもたちは予習や復習、あるいは病気などで学校を休んだときにも、他の子どもと同じ授業の情報を手に入れることができるわけです。
 学校の学習のあり方を大きく拡げることができる可能性を持っていると言えるでしょう。
 すでに久喜市内の小中学校では22日から分散登校が始まっていて、6月の早い時期に元の授業の形を取り戻していこうとしていますが、その中でもオンライン授業の取り組みを活かして行ければいいと思います。

アベノマスク 妊婦向けは保健センターにあった

 政府が、全国民に1世帯2枚のアベノマスクを配布すると閣議決定したのが4月7日。
 4月17日から東京都内への配布を開始しているそうで、5月11日の週から東京都以外の特定警戒都道府県に順次、配送を開始し、5月中に配送を完了する予定と発表されている。
 厚労省のホームページでは埼玉県は「配布中」となっているが、久喜市内へ届いたという話は、まだない。
          -------------------------
 一般世帯への配布に先立って、妊婦向けに1人2枚のマスクを配布することになった。
 しかし4月16日以降に配布を開始してからすぐに、カビや虫の混入、髪の毛や汚れが次々と指摘されて、いったん全部を回収し、改めて配布し直すことになったと報道されている。
 しかし、この妊婦向けのマスクも、久喜市内ではまだ配られていないらしい。

 保健センターで、この間の経過を確認してきたけっか、以下のことがわかった。
 久喜市には4月14日に厚労省から通知が届いて、16日には480枚のマスクの現物が届いて、保健センターにまわってきた。
 久喜市内で母子手帳を交付している妊婦は約900人いるのだが、480枚というのはその一部がまず届けられたということらしい。
 しかしその後、すぐに全国各地で、妊婦向けマスクの不良品や欠陥品が見つかって大騒ぎになった。
 国からは18日に、「市町村でマスクの中身を確認するように」という指示があって、保健センターで職員が確認したところ、カビや虫の混入などは見つからなかったものの、一部に黄ばみ等の汚れが見られたという。
 (なんで最初から、国で検品しなかったのか?)

 21日、国から「配布を一時中断してください」という通知があって、保健センターではそのまま保管していた。
 5月1日になって、国から「国で全品の検査を行うことになったので、市で保管しているマスクを国に送り返すことになった」「返送方法は後日連絡する」というれんらくがあり、19日になって返送先の指示があって、保健センターから全部のマスクを返送したというのが、不良品・欠陥品マスク騒動のてんまつであった。

 国からは5月20日、「検品が終了した」という連絡があって、あらためて1700枚(1人2枚として850人分?)が送られてきた。
 保健センターでは、今後、母子手帳を新規交付する際にいっしょにマスクを配る他、ホームページに掲載して希望者に対して保健センターの窓口で渡すことにしている。
 というわけで、久喜市内での妊婦向けのマスクの配布もこれから開始するので、妊婦へのアベノマスクはまだ配布されていない。
 全市民向けのアベノマスクも、一体いつになるのか、わかっていない。

 保健センターで、新しく厚労省から送られてきた「妊婦向けアベノマスク」を見せてもらった。マスク3.jpg
 確かに、アベが普段付けているあのマスクと同じものらしくて、小さいし、ゴムも短い?ようで、ちょっと心配・・・。
 全世帯向けのと違うのは、1枚ずつの包装で、包装には何も書かれていないから、このまま希望者に2枚ずつ配るらしい。

 しかし、根本的な基本的な疑問がある。
 普通、すべての商品には、販売元(会社名と住所)、輸入であれば生産国名、原材料名または素材、サイズ、生産日、衛生用品(素肌に直接触れるもの)であれば検品年月日と検査した責任者などは当然に明記されているべきではないのか。
 このマスクには何も書かれていないのだけれど、これは信用していいのだろうか。
 市民に配布する保健センターは、このマスクの安全性をどう保障してくれるのだろうか。
          -------------------------
 下の写真は、私の自宅にあった不織布のマスクの製品表示である。
生産国名は「MADE IN CHINA」と書いてあるし、「20200425 合格」と検品日も明記してあるので、安心して使えるのだが、もしも、この記載が一切なかったら、だれが買うだろうか。マスク2.jpgマスク1.jpg

太田小学校の「ZOOM朝の会」の取り組みを見学しました

 学校の「臨時休校」の長期化で、地域や家庭で子どもたちの孤立が懸念されます。
 市内の各小中学校では、緊急に、「オンライン学習」や、「ZOOMクラス会」などの取り組み、試行が始まっています。
 太田小学校では今週、各クラスの児童と先生がネット上で一堂に会する、ZOOMクラス会が行われています。
 私は教育委員会を通して、教室のスミで「ZOOM朝の会」を見学させてもらいました。

 全学年・クラスと3グループ、3日間に分けて、ZOOMでモニター上でお互いの顔を見合わせながら、双方向でのやりとりです。
 30日は2学年5クラスで、朝8時40分から4年1組、その後に2組、各20分ずつの「朝の会」です。

 8時40分スタートの予定でしたが、最初はうまくつながらないで、先生たちが必死でセッティングして、やっと10分遅れくらいでスタートしました。
 すでにほとんどの子どもたちが「控え室」に待機していて、続々と画面に顔が表示されると、先生たちもホッとして笑顔になります。
 先生から「元気ですか」「4年生になって何をがんばりたいですか」などとの問いかけに、子どもたちがモニターの向こうで元気に手を上げて、全員が発言する、そんな形で朝の会が進んでいきました。
0430太田小.jpg
 先生たちのスキルが向上していけば、もっと長い時間のクラス会や交流、さらに「オンライン授業」の取り組みも拡がっていくと期待しています。

 もちろん、いくつかの「課題」もあります。
(1)先生たちのスキルの向上が大前提です。
 太田小学校は以前からプログラミング授業の研究指定校になってきましたから、先進的に取り組んでいますが、ほとんどの学校では、まず先生たちの研修から始めなければなりません。

(2)太田小学校ではこの取り組みは4月に入ってから2回目ですが、各学年、クラスごとにもっと回数を増やしていくためには、学校の資機材の増設や、各学校のWi-Hi環境を拡充していかなければなりません。
 現状では、スタートしても、一度に1クラスを実施するのがせいいっぱいではないでしょうか。
 今のままでは、各学校で同時に複数のクラスで、オンラインクラス会を行うには、学校の通信容量が不足するおそれがあるそうです。

(3)太田小学校もそうですが、各クラスとも、ネット環境のない家庭の子どや、親が出かけている間はつながれない児童もいますから、各クラスとも2~3人の児童は参加できません。
 児童の間で参加できる・できないと言った格差はできるだけ解消しなければなりませんから、そのような家庭の子どもたちをどうフォローするかです。

 栢間小学校では、ネット環境のない家庭の子どもたちは、学校に登校してもらって、学校のパソコン室でみんなとつながるといった配慮をしているそうです。
 (「外出自粛」を呼びかけている中で、一部の児童を登校させることには議論もありますが、考え方によっては、家庭で1人でいるよりも、学校に来ていた方がむしろ"安全"だという見方もできます。
 実際、少人数で学校にいる方が、人との接触は少ないのではないでしょうか。)

小学校の「オンライン学習」「ネットでクラス会」の一歩

 市内の小中学校のいっせい休校に際して、教育長は当初、各学校で「オンライン授業を試験的に導入する」方針を明らかにしていました。
 しかし実際には、児童生徒によってインターネット環境のない家庭もあります。
 また、保護者がいない昼間に子ども1人でネット接続をさせることの危惧も指摘されたりしました。
 そこで当面、全部の子どもを対象とした「オンライン授業」はできないので、条件の整った学校でできるところから、「オンライン学習」やZOOMホームルーム的なやり方を追及することとしました。
 教育委員会の指導課によると、これまでに約3分の1くらいの学校で、ZOOMを使って双方向での子どもたちとのつながりや授業を開始しており、3分の2くらいの学校ではユーチューブを使っての「授業」(先生の講義を一方向で配信して子どもたちに見てもらう)を行っているそうです。
 さて昨日、私の地元の青毛小学校で、先生たちを対象に「ZOOMクラス会」の研修が行われるというので、校長先生に頼んで見学させていただきました。
 この日は、ZOOMの扱いに精通しているらしい先生が講師になって、2、5、6年生の担任の先生たちに、ZOOMを使った授業の進め方を説明していました。
 私もパソコンの前に座らせてもらって、ZOOM授業を少し体験させてもらうことができました。
aoge1.jpgaoge2.jpg

 最近、市民団体でもZOOMを使った会議が多くなっていて、私自身、まだ2~3回ですが、そうした会議に参加してきました。
 セキュリティに問題があるとも指摘されていますが、当然、それらの対策を講じた上で、今後、大きく拡がっていくことは確実です。
 多くの大学でも、オンライン講義をスタートさせていると聞きます。
 久喜市内では、すでに全部の小中学校が5月末まで休校を継続することが決まりましたから、ネットを使ってモニター上だけででも、先生と子どもたちがお互いに顔を見合わせながら、つながっていければいいなと思います。

 先週、市民の政治を進める会で市長と教育長に要望書を提出して、その中で《市でインターネットに接続できるパソコンまたはタブレットを購入(リースでも)して、家にネットワーク環境のない児童生徒に貸与してほしい》と提案しました。
 昨日、総務部長から、教育委員会が緊急にタブレット200台を購入することを決定して、準備を進めているという情報をいただきました。
 (別に、私たちの要求が通ったなどというつもりはなく、教育委員会も同じことを考えていたのだと思います)。
 これを機に、オンライン授業まで進めることができればいいですね。

久喜市の新型コロナ対策の現状

 久喜市の新型コロナウイルス感染症対策の現状
 まとまった情報としては整理されていないのだが、入手できた断片的な情報である。

●市内在住者の感染者数
 4月10日以降、医療従事者(40代)とその同居者(20代、10代)、合わせて3名にとどまっている。

●市の新型コロナウイルスに関する、相談専用電話への問い合わせ
 4月7日/15件、以降、47件、30件、45件、・・・これまでの1日の最高件数は62件、・・・
 相談内容は、最も多かったのは「給付金の申請や受け取り方法」についてで、その他、患者の所在確認、感染の不安や受診先の問い合わせ、市の対策、マスクの配布など

●市の相談窓口は、保健センター、生活支援課、保育課や子育て支援課、教育委員会などでそれぞれ受けており、相談の全体像は把握できていない。

●社会福祉協議会の「生活資金緊急貸付け」は、4月15日までで15件以上が貸し付け決定に至っていたが、その後も相談が増え続けており、21日までに80件以上の申請手続きがされている。
 社会福祉協議会の担当者の話ではそのほとんどが決定に至るだろうという。

●「住居確保給付金」は、貸付けではなくて、原則3か月(最長9か月まで)家賃を「支給」してもらえる制度で、これも社会福祉協議会が窓口となっており、申請・支給決定が始まっている。

●小中学校の休校に伴って学校給食も調理を停止しているが、食材料費や消耗品費などは削減したが、調理員の雇用継続のため、人件費、調理委託料などは予定どおりに支出することとした。
 子どもが家にいるので出勤できない調理員についても、「特別休暇」扱いとして、休業補償をしている。
 鷲宮給食センター(市直営)の調理員は職員、臨時職員とも休業にはしないで、出勤してもらい、清掃や調理器具の維持管理などの業務をしてもらっている。
 全農の学校給食センターの委託契約の他、直営の菖蒲センター、栗橋の小学校の自校調理も、全農食品と調理委託契約を締結しているが、管理運営費や人件費などの委託料は変更せずに、調理員の雇用を維持してもらっている。
 食材料はJAを通じて購入しているが、廃棄などによる損失の補償について協議している。

●保育園の通園児童は約4割減、学童保育の通所児童も3割くらいは減少している。
 久喜市は、保護者にできるだけ通所を「自粛」するよう呼びかけているが、保育は継続する方針である。

●小中学校の休校中でも、児童生徒の自主登校・自主学習を保障して学校で預かることにしているが、実際に学校に来ているのは全市合計で、4月14日/50人、15日/47人、16日/38人で、3月に比べて減ってきている。

●教育委員会は当初、4月20日以降に分散登校を行う方針だったが、取りやめとなった。

●学校の臨時休業期間におけるオンライン学習支援の実施について、4月22日に市のホームページに以下の記事が掲載されたが、具体的な取り組みは各学校のホームページを見るしかない。
 http://www.city.kuki.lg.jp/kosodate/gakkokyoiku/katsudou/online20200420.html
 各学校も教育委員会も忙しいのは承知しているが、久喜市の各学校の全体像は把握できない。

●上下水道料金、納税の徴収猶予について、市はホームページで「お支払いが困難な方はご相談ください」「申請することで猶予を受けられる場合があります」と記載している。
 しかしこれが、トップページからリンクをたどってやっと探せる・・・。
 もっとはっきりと、【収入が減って、上下水道料金や納税が困難になった方は、支払い猶予ができるので、ご相談ください】とはっきりと呼びかけるべきだろう。

小学校入学式 新入生の皆さんに贈る

 今日は市内の小学校の入学式でした。
 近所の青毛小学校でも入学式が行われ、今年は45名の新一年生が入学しました。
 入学式には参加できませんでしたが、ここにお祝いの言葉を贈ります。
入学式.jpg
 
 青毛小学校、45人の1年生のみなさん、入学おめでとうございます。
 今日、学校に来る道ばたにも、スイセン、タンポポ、青毛堀には黄色い菜の花、青毛小学校の前の道にもチューリップがいっぱい咲いています。
 花がいっぱいだと、心がうきうきしてきますね。
 みなさんは、今日から、青毛小学校1年生です。
 小学校では、いっぺんにおんなじクラスに、1組は23人、2組は22人のお友だちがいます。
 1年生全部では45人です。青毛小学校全体では308人です。みんなとお友だちになりましょう。
みなさんが、青毛小学校で、たくさんの友だちと仲良くなって、いっしょに学校に来て、いっしょに勉強して、毎日毎日、楽しくくらせたらいいですね。

 皆さんは、お母さんやお父さん、皆さんのおうちの人たちの、大切な宝物です。
 それから、青毛小学校の先生方や、ここに並んでいる地域の人たちにとっても、大切な宝物です。
 だから、皆さんが、朝、自分で起きて、朝ご飯を食べて、元気に青毛小に通うことができたら、それだけで、みんながとてもうれしくなります。
 学校に来たら、お友だちや先生に、大きな声で、「おはようございます」って、あいさつをしたら、みんなが温かい気持ちになります。

 保護者のみなさん、お子さんの入学おめでとうございます。
 ヒトは人の中で人となる、という言葉があります。
 人間は、人の集団の中でこそ、育っていきます。
 子どもたちは、今日から、この青毛小学校という、20人のクラスという小さな社会、308人の青毛小学校という、一つの社会に出ていきます。
 国語や算数といった勉強だけではなくて、地域社会で、人として生きていくために、人とつながるということを学んでいく、それこそこれから地域社会で、子どもたちが人として生きていくための、大切な教育です。

 今年は新型コロナウイルス感染症の拡大で、大々的な入学式というわけにはいきませんでしたが、この騒ぎは、多少の時間はかかってもいずれ必ずおさまります。
 学校の授業もいつかははっきりとは言えなくても、必ず再開されて、子どもたちはみんなといっしょに本格的な学びを始めます。
 今日が、その一歩となることを願って、お祝いの言葉とします。
久喜市議会議員 猪股和雄

中学校入学式 新入生の皆さんへ

 今日は久喜市内の中学校の入学式でした。
 例年であれば、私は久喜東中学校の入学式に来賓として出席してお祝いのことばを述べていました。
 今年は、新型コロナウイルス感染症の拡大で、新入生と教職員と保護者の人数も制限して開催されることになりました。
 来賓としての出席はかないませんでしたので、ここにお祝いのことばを贈ります。
IMG_4754.jpg
--------

 久喜東中学校、新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。
 中学校の3年間、それは、みなさんがこれから大人の世界に入っていく、その大切な階段を一歩一歩上っていく過程です。
 みなさんは、自分は何ができるのか、何がしたいのか、たくさんの夢を持っている。
この3年間で、その夢をはっきりとした目標として、自分の内に獲得してください。
すでに目標を持っている人は、その目標を実現するために、どうしたら良いのかを考えてください。
 いっしょうけんめい、考え考え、思い巡らせ、将来を見据える3年間にしてください。
 自分が何をしたいのかを考え、そのためにどうしたらよいのかを考えるとき、忘れてはならない大切な視点があります。
 それはものごとを、グローバル、つまり地球規模で考え、ローカルに地域で行動するということです。
それをグローカルな視点と言います。

 現代は、すべての物事は、政治も経済も、戦争も流行も、地球規模で、世界規模で進行しています。地球温暖化もそうです。
 今まさに、世界中が、私たちも皆さんも、新型コロナウイルス感染症の拡大という、たいへんな困難を抱えています。
 しかしこの困難を、私たちはみんなの力を合わせて克服しようとしている。
 日本国内の努力だけで克服できるわけではありません。
 また、待っていれば、誰かが何とかしてくれる、政府が、あるいは大人たちが解決してくれるというわけでもありません。
 私たち自身が必要だと考えることを行動していって、私たちの足もとからの、地域からの努力、その積み重ねの上に、世界の人々と連帯することによってこそ克服できるのだということを、忘れてはなりません。

 みなさんは、世界で起こっていることに目を向けてほしい。
 しかしその大きな流れに、流されるだけではいけない。
 私たちは、世界人類の一員だけれど、同時に、私たちは、今、ここの地域で、個人として、一人の人間として生きている。
 だからこそ、みなさんは、自分のよって立つ足下を見つめ、日本の、埼玉の、久喜のこの地域で、何ができるのかを、考えていってほしい。
 皆さんが生きている、そしておそらくはこれから何年か、何十年かを暮らしていくこの久喜市のこと、地域社会のできごとに関心を持って目を見開いて、参加していってほしい。

 地球規模で考え、地域で行動する、その視点こそが、二十一世紀を生きる、みなさん、一人一人の大きな力になることでしょう。
 みなさんの力が大きく花開くことを願って、お祝いのことばとします。

『みずからへの批判は許さない』という姿勢

 3月18日にFACEBOOKで、下記の記事を書いた。
 その後、間を置かずに、貴志議員がFACEBOOKで私をブロックしてきたらしい。
 「らしい」というのは、彼の記事が突然入ってこなくなったのに気が付いて、検索をかけてもいっさい出てこない。
 直接に本人に聞いたら、『ブロックではないが、(猪股が貴志氏の記事を)見られなくした』のだという。
 私は、私のFACEBOOK上で彼の『活動報告』に疑問を呈したのであって、彼の記事にコメントしたわけでも、彼のページにアラシに入ったわけでもない。
 疑問を書き込んだだけなのに、すぐにブロックされてしまったのにはちょっとびっくりした。
 私が指摘した、「貴志氏の活動報告には『いつ』がない、意図的に隠しているのか」という疑問が、彼の宣伝戦術の相当に痛いところを突いたということだろうか。

 それにしても、みずからに対する批判は許さない、批判する相手には自分のFACEBOOKの書き込みはもう見せないということか。
 前にも書いたのだが、議員は、お互いに思想や考え方が違うのはあたりまえで、批判しあうことでより高めあうことができると考えているが、みずからに対する批判や疑問はシャットアウトするという姿勢はいかがか。

------------------

3月18日 16:28
一昨日、市役所に出かけていて、午後に自宅に帰ってきたときに、たまたまウチの近所で貴志議員が「活動報告」をポスティングしているのを見かけた。
 近寄っていって、『1枚くれる?』と言ったら『あげられない』と断られてしまった。
 無差別に配布して公開しているものを、私にはくれないってどういうこと?
 何か、私に見られたらまずいことでも書いてあるのかと、勘ぐりたくなってしまうではないか。

 以前にも、駅前で配っているところに行き会って、手を出したら、『猪股さんに渡したら、ブログに何か書かれちゃうからなあ』と、さんざん渋ってからやっと手渡してくれたことがあった。
 どうも、本音がどこにあるのかよくわからない。

 私たち議員は、それぞれの思想や価値観、思想信条や政策をもって行動しているので、お互いに協力することも批判し合うこともあるのはあたりまえで、なあなあでなれ合うよりもよほどいいと思うのだが・・・。
 また、議員が自分のチラシに、あれもこれも『私がやりました』と実績を並べるのはよくあることだ。
 実際には他の議員も取り上げていて、『私がやりました』じゃなくて、『私も・・・』だろうというのもあったりする。

 後で近所の人が『こんなのポストに入ってたよ』と、貴志氏の「活動報告」21号とやらを見せてくれた。
 この人の「活動報告」チラシは、いつも不思議に思っていることがある。
 今号だけでなく、これまで過去の「活動報告」もずっと、発行日がまったく明記されていないのだ。
 議員の議会報告は、市民の皆さんに、いつの議会で何が問題になったか、さらには議員がいつの議会で何を言ったか(したか)を報告するのが大事なことだと思っている。
 5W1Hは文章の基本だなんて今さら言うまでもないことだ。
 他の議員のチラシは必ず発行日が明記され、記事では「いつ」の議会の話なのかを明記しているのだが、この人だけは記事中でも「いつ」を入れずに、あえて「いつ」の話だかをわからないようにしているのはなぜか、何かの意図があるのだろうと議員間で憶測を呼んでいる。

 以前、駅前で『最新号です』と言って配っているのを見たら、数か月前から同じものを配っていたことがあって、『半年前の最新号かい?』と言ったら、『いえ、最新号です』と平気で返事を返してきたのにはびっくりした。

青毛小の卒業生へ贈る言葉

 今日は、市内の小学校の卒業式です。
 毎年、私は青毛小学校の卒業式に出席して、来賓として卒業生たちへのお祝いを述べさせてもらっていました。
 今年は、新型コロナウイルス感染症の対策として、どこの学校も議員を含めてすべての来賓は出席を辞退させていただいています。
 卒業式の出席者は、卒業生と、先生方と、人数を限定しての保護者とで、できるだけ少人数で簡素化して実施することになっています。
 もう、終わったころでしょうか。
 今年は皆さんの顔を見ながらというわけにはいきませんが、ここから、卒業生の皆さんへのお祝いを述べさせていただきます。
         ------------------------------

 卒業生のみなさん、保護者のみなさん、卒業おめでとうございます。
 72名(3月1日現在の6年生児童数)の卒業生を送り出そうとしている校長先生、先生方、おめでとうございます。
 卒業生のみなさん。
 みなさんは、今、6年間の小学校の階段を一段一段上ってきて、今日はその最後の段に立って、今、大きな扉を開いて、外へ出ていこうとしています。

 私たちは、この地球に共に住んでいる生きものたちの一員です。
 でも人は、他の動物とは違う、それは何か。
 私たちが、人間として生きるというのはどういうことか。
 人間が動物といちばん違うことは、将来への夢を、目標として持つことができるということです。
 自分は一体何をしたいのだろ、どのように行きていきたいのだろう。
 まず、皆さんは、これからじっくりと考えながら、その目標を見つけて欲しい。

 もうすでに目標を持っている人は、その目標に向かって進むにはどうしたらいいかを考えてください。
 目標をしっかりと見据えて、道筋を考えて、一歩ずつ歩いていってほしい。

最初からうまく行くことばかりではないかもしれませんが、失敗してもいいんです。
 人間は、失敗からも学ぶことはできるんですから、途中で、うまくいかないなと思ったら、立ち止まって、もう一度、目標と道筋を考え直してみてもいい。

 今日、卒業式を迎えるみなさんの一歩一歩は、みんなそれぞれに歩幅も違いますし、速さも違います。
 いちばん大切なのは、自分のペースを見つけて、歩き続けることです。

 みなさんは、青毛小学校を卒業して、4月からは中学生になる、大人になっていく、その一つの扉を開こうとしています。
 この目の前の、大きな扉の向こうには、もっと大きな社会があって、たくさんの人たちが、皆さんを待っています。
 みなさんが、希望に向かって進んでいく、そのまっすぐな顔とまなざしを、これからもずっと持ち続けられたらいいですね。
 さあ、みなさん、この扉をみなさん自身の手で開いて、その扉の向こうへ、皆さんの足で歩いて行きましょう。
 みなさん、卒業おめでとうございます。
             久喜市議会議員 猪股和雄
                (2020年3月24日)
aogeshou.jpg
 青毛堀の桜はもう満開です。
IMG_4717.JPG

子どもたちの居場所はどうなっているか【2】

 新型コロナウイルス感染症対策で、子どもたちはいっせい休校、「自宅学習」とされて2週間が過ぎました。
 小中学校の児童生徒たちは、どうしているのでしょうか。
 教育委員会に問い合わせて、今週中の各学校への登校の状況がわかりました。
 3月9日(月) 小学生 53名、中学生 0名
   10日(火)     69名     4名
   11日(水)     58名     0名
   12日(木)     77名     0名
   13日(金)     66名     0名
 全市内34校の合計でこの人数しか受け入れていないわけで、その他の児童生徒たちがどうしているのか、心配しています。
 
 11日、12日に臨時校長会が開かれて、来週から、学校の校庭と図書室を開放することが決まりました。
 市のホームページに、3月12日付の情報が掲載されています。
---
 市内小・中学校の臨時休業および児童・生徒の受け入れ
※休業中の子どもたちの運動不足解消のために校庭を開放したり、学校図書館の図書の貸し出しを実施したりしている学校もあります。在籍する学校のホームページでご確認ください。
---

 いくつかの学校のホームページを見ましたが、学校によって少しずつ時間や開放の方法が違います。
 共通しているのは、学校は休校中で、児童生徒は基本的に自宅学習ということになっていますから、午前中は自宅にいるようにと書かれていて、校庭は午後から使っていいことにしているようです。
 図書室は来週は2日間、やはり午後の時間を限定して貸し出しを行うことにしているようです。

 しかし意味がわからない記載もあります。
 朝から学校に来る児童生徒、また図書室、校庭開放に来る場合、『1.2年生は大人の付き添いで来校。3年生は徒歩で来校するか、自転車に乗るなら大人の付き添い。4~6年生は一人でも自転車で来校可』と書いてあります。
 しかし同じ学校で、『学校図書館の図書貸出を行います。登下校は保護者の付き添いをお願いします』とも書いてあります。
 『保護者同伴』と書いてある学校もありますが、全部の子どもたちが保護者の付き添いが必要なのでしょうか、中高学年は1人で来てもいいのでしょうか。

 それと、図書室や校庭を午後に時間を限定して開放するのに、保護者の付き添いがなければ学校に来てはいけないとすると、保護者が仕事で家にいない子どもはどうなるのでしょうか。

 そもそも多くの子どもたちが1人で家にいるということが問題になっていて、子どもたちの居場所を作るために学校で受け入れたり、図書室や校庭の開放をするのではないでしょうか。
 それなのに、保護者が昼間家にいて、付き添っていける家庭の子どもたちだけが、図書室や校庭の開放に参加することを認めるのでしょうか。
 保護者が昼間は仕事で家にいられない家庭の子どもたちは、図書室や校庭海保に参加できないで、結局は家に1人でいなさいということになってしまいます。
 もう少しの配慮を求めたいと思います。

 そしてもっと積極的に、学校を子どもたちの居場所に提供する姿勢と、“学校は休みだけど、学校に来て一日を過ごしてもいいんだよ”と、子どもたちに呼びかけてはいかがでしょうか。

久喜市で備蓄のマスクを障害者施設などに配布へ

 3月9日に、市内の障害者団体の方から『マスクがどこも品切れで買えない。障害児たちが通っている施設で、もうなくなりそうだ。何とかならないか』という悲鳴が寄せられた。
 他市では自治体が保有しているマスクを配っているところもある。
 さっそく市の健康医療課長に、『市で備蓄品のマスクはないのか。保育園や障害者施設などに配布する考えはないのか』と聞きに行った。
 その日の夕方、もう一度、健康子ども未来部長に会うと、『備蓄品のマスクを配る方向で、必要な施設や枚数をリストアップしている』という返事であった。
 聞いてみたら、10年前の新型インフルエンザの流行の時に、市でマスクを大量に購入したが結局使わないですんで、そのマスクが15万枚備蓄してあるのだという。
 学童保育所には、すでに先週の内に3950枚を配布してあるという。

 そして昨日、久喜市新型コロナウイルス対策本部会議で、「医療機関や高齢者や障害者の入所施設、児童を預かる施設等の職員を対象に、備蓄品マスクを配布する」ことが決定された。
 健康医療課長名の「新型コロナウイルス対策に伴う備蓄用サージカルマスクの配布について」という報告によると、配布先と枚数は次の通りである。
 医療機関には10日の内に2万枚を配布し、さらに今後、高齢者施設・介護施設に3万枚、障害者施設・放課後デイサービス事業所等に6750枚、私立保育所・こども園・幼稚園等に1万3600枚を配布していくという。
 市の担当課の早い対応には感謝したい。

 なお、施設からは消毒液も不足しているという声も届いているが、これは使用期限が決まっているので、古いものは廃棄してしまって、現在は備蓄はないのだという。
 今後の課題としなければなるまい。

子どもたちの居場所は

 全小中学が休校になって、子どもたちは図書館、公民館、運動施設等々すべて「利用禁止」とされてしまった。
 子どもたちは原則として自宅にいて「家庭学習」で、「不要不急の外出は避ける」とされてしまった。
 学童保育は開いているし、低学年は保護者が送迎すれば学校で受け入れることにはなっている。
 しかしそれらに行けない子どもたちは、家庭以外にどこにも行ける場所、居場所がなくているのだろうか。
 教育委員会の集約では、各学校に来ている児童生徒数は、市内の全小中学校で、
2日(月)小学校45名、中学校0
3日(火)小学校41名、中学校0
4日(水)小学校55名、中学校3
5日(木)小学校46名、中学校1
6日(金)小学校52名、中学校0
となっている。
 行き場がなくなって、家庭で一人っきりになった子どもたちは、どうしているのだろう。
 県立図書館は休館で、市立中央図書館の玄関には、「高校生以下の子供の利用はご遠慮ください」という張り紙が出されている。
 最初は「子どもは利用禁止」とされたが、それでは子どもを連れていたら本を借りに入ることもできないのかということになって、「ご遠慮ください」と少し柔らかく書き換えたらしい。IMG_4657.jpg
 臨時に登校日を設けるとか、子どもたちの居場所を積極的に作らないで、2週間このままでいいはずはないと思うのだが、なんとか対応を考えられないか。 
 先ほど、青葉公園の脇を通ったら、テニスを楽しんでいるグループや、グラウンドで大人たちがナイター野球をしていた。
 大人たちは外で集まってスポーツをしてもいいのに、子どもたちは公民館も運動施設も含めて有料の公共施設に「事実上の立ち入り禁止」というのはおかしくないか。
 市立中央図書館は開館はしているが、閲覧室は人がイスに座れないようにしていた。
IMG_4659.jpg IMG_4661.jpg
 つくば市では、少し余裕を持って3月6日から小中学校をいっせい休校にしたが、むしろ子どもたちの居場所として学校へ来させるように配慮をしているのには感動した。
 市長みずからが子どもたちにユーチューブで子どもたちに「学校へ来てもいいよ」と呼びかけて、希望者には給食も出している。
 ネットで【つくば市長のメッセージ】を検索して見て欲しい。

小中学校の全面休校、久喜市の対応は

 新型コロナウイルス対策で、安倍首相が3月2日から全国の小中高等学校、特別支援学校の休校を要請した。
 27日の夕方6時半の唐突な発表であり、各行政は個別のきめ細かな対応策を検討する余裕もない、極めて乱暴な発表の仕方ではあった。

 久喜市議会は、28日が一般質問であったが、朝9時の開会直後にいったん休憩して代表者会議を開き、教育委員会の対応策の説明を受けた。
 教育委員会では朝の7時半から緊急に臨時教育委員会を開催して、決定したことは以下の通りである。
1.3月2日から26日まで市内小中学校を臨時休校とする。
 ただし、2日は授業は行わないが、休業中の指導のため、児童生徒を登校させる。
 児童生徒は「家庭学習」とし、教職員が必要に応じて健康状態等を確認する。
2.教職員は通常勤務とする。
3.保護者には28日中に、協力依頼の文書を配布する。
4.学童保育を実施するがその時間等、また低学年の児童を学校で過ごさせる等の柔軟な対応について、検討する。
5.卒業式は規模を縮小し、児童生徒と教職員だけで実施する。

 なおこれと別に石川県議の情報では、埼玉県では県立特別支援学校は休校の対象ではないということなので、久喜特別支援学校も休校措置にはならないと思われる。

 議会閉会後、5時過ぎから再度、代表者会議が開かれて、保育所などの対応が説明された。
 子ども・未来部長の説明によると、
1.公立保育所および私立保育所は、引き続き開所する。
2.学童保育は終日実施するよう、指定管理者に要請した。
3.保育園は市立・私立ともに引き続き開所する。

 私は、学童保育所を、夏休み中と同様に、通常の学童保育の児童以外にも希望者は受け入れるように求め、執行部もその方向であると説明があった。
 3月2日から、朝8時半から受け入れるよう調整しているということなので、一応は安心できた。
 指導員の配置など、詳しい体制や手続きは、今日のところはまだ発表されていないが、大きな方針としては理解できる。

 議会としては、3月3日(火)午後1時半から全員協議会を開催して、その後の検討経過と対応について説明を受けることになった。

 今後、以下について検討して実施するよう求めたい。
(1)学童保育を夏休みと同様に朝から実施して、希望する子どもたちをできるだけ幅広く受入ができるのか、手続きなどについてもどうなるか。
(2)学校は授業は行わないとしても、夏休み中の“サマースクール”と同様に、希望する子どもたちを受け入れるよう求めたい。
(3)保育園は通常通りに継続して実施するのは当然である。

 埼玉県東北部、久喜市周辺地域では今のところ表向き、感染者情報は伝えられていないので、以下について柔軟に対応していいのではないか。
(1)小学校の高学年や中学校でも、希望する児童生徒を受け入れていいのではないか。
(2)中学校の部活を中止する意味はあるのだろうか、継続してもいいのではないか。
 危機感が欠如していると批判されるだろうか、検討すべきだと考えているが、いかがだろうか。
 保護者らは、小中学校の突然の休校決定で、子どもたちの安全の確保のためにどうしたらよいか、戸惑いが拡がっている。
 できるだけ多くの子どもたちが、学校を含め、安心して過ごせる場所を確保できるように配慮していかなければなるまい。

 私の基本的認識では、これまで新型コロナウイルス感染症は、インフルエンザなどと違って、学校や子どもたちの間に集団感染が起こったり、流行の中心となっているわけでもなく、ましてや感染源となっているわけではない。
 したがって、学校を休校にしても社会的流行の防波堤になるとは言えないので、いっせい休校措置が果たして意味があることなのか、大いに疑問を持っている。
 いっせい休校によって、子どもたちの生活、家庭の生活が破壊されないようにこそ、最大限の配慮をするべきである。

学童.jpg

れいわの「国会休会」論の責任放棄と政治的甘さ

 れいわ新撰組が「国会休会」を提案して、批判が殺到しているらしい。
 山本太郎が『国会休会?けしからん!? 落ち着いてください。恥をかく前に、まずはこの動画をご覧下さい』を配信していたので、一応見た上で書いている。

 彼が提案しているのは、次の2項目である。
1.新型コロナウイルス感染症対策のために、大型補正予算を組むべきであり、特に感染拡大を防止するために、休業保障を充実させることが必要不可欠である。
2.大型補正予算を成立させてから、国会は障害者だけでなく高齢者の議員も多いのだから、爆発的感染拡大を防ぐために、1か月程度休会にするべきである。
 「休会」は必要があれば、与野党が合意すればいつでも再開できるので、国会議員の責任放棄にはならない。

 しかし果たしてそうか。
          1.
 最大の疑問は、「れいわ新撰組」が提案する内容の大型補正予算を、安倍内閣・自公政権が「わかりました」と言って提案して成立させてくれると信じて楽観しているのだろうかということである。
 現在までの国の、新型コロナウイルス感染症対策の補正予算は、予備費の中からわずか153億円を計上しているに過ぎない。
 国内での感染の広がりや諸外国の対策予算の規模からすれば、日本では1兆円以上の緊急対策が必要であろうと思われる。 
 さすがに自民党の中でも補正予算の増額を求める声が出てきているようだから、近い内に追加せざるを得なくなるであろうが、これまでの安倍首相の危機意識をまるで感じられない鈍い反応から見て、十分な対策を行える財政措置を取るとはとても信じられない。
 とすれば、国会はさらに対策の強化と財政措置の拡大を、国会の場でさらに強く求めていかなければならないのであって、とても国会を「休会」にする余裕はなかろう。

          2.
 次に、対策予算が増額できればそれでいいのかというと、断じて「否!」であり、それは議会の役割放棄にしかならない。
 大幅な補正予算で財政措置が行われたとしたら、今度はその使い方が問題になるのであって、行政機構と官僚組織が、目的に沿った効果をあげられるような使い方をしているかどうか、監視するのはまさに国会の役割である。
 これまでのケースで、予算は付いてもうまく運用できずに効果が上がらなかったというような例はいくらでも指摘することができる。
 たとえば、厚労省がPCR検査を1日3000件実行できるキャパシティを確保していると言いながら、実際には1日平均900件程度しか検査できていない、必要と思われるのに検査を「拒否された」という悲鳴が各地で上がっていたりする。
 これらを実態に即して指摘し改善させる、あるいは間違った使い方を是正させる、さらに新たなニーズに即して新規の事業を提案していくためには、議会が機能していなくてはならない。
 山本氏が補正予算を成立させれば国会は休会してもいいと言うとしたら、安倍首相率いる官僚機構に対してあまりにも楽観的に過ぎるのではないか。
 国会が補正予算を付けたら、後は行政におまかせであってはなるまい。

          3.
 第3に、国会の仕組み、力関係へのあまりにも甘い認識も指摘しておかざるを得ない。
 「休会」して、その後に必要であれば与野党合意でいつでも再開できるというのも、安倍政権と政権与党、行政官僚組織への認識が甘すぎるのではないか。
 国会は与野党合意で運営されるべきだが、残念ながら現実には絶対多数を占める政権与党の思惑によって動かされていて、しかも安倍への忖度が最優先だから、野党が「必要があるから国会を再開せよ」と要求したからといって、直ちに開かれるとは限らない。
 むしろ、安倍首相と政権与党に、国会休会というフリーハンドをいったん与えてしまったら、批判なき「独裁」へと突き進む怖れの方が強く、極めて危険な選択である。

          4.
 それでは、国会議員たちのリスクをどう考えたらいいか。
 国会議員の障害者や高齢者は確かにハイリスクを持ってはいるであろうが、だから国会自体を休会にしていいという理由にはならない。
 議員個人がみずからはハイリスク者だと規定するなら出席を控えるなど、国会議員各自の「自己責任」を徹底した上で、議員(もちろん国会職員や官僚たちも)1人1人の発熱を監視して、感染の可能性が疑われた議員は出席を自粛(禁止)させる、それを国会や各政党会派で管理を徹底させる仕組みを作るべきではないのか。
 たとえばインフルエンザに罹患した議員は当然、出席させるべきではないのと同じではないか。

 そのためにも、PCR検査の対象を直ちに拡大して、希望者全員の検査をできるようにするべきであろう。
 国会議員でなくても、現在のところ、感染を疑われる市民が希望しても、あるいは医師が必要と判断しても、検査対象にしてもらえない状態を直ちに解消することが、最優先課題ではないか。

《蛇足のおまけ》
 山本氏のユーチューブの映像は30分も延々と続いて、しかも彼の話はいつもあっちこっちへ飛んでいくので非常に聞きづらかった。
 彼の支持者や信奉者は別として、批判的な立場の方々で最後まで我慢して聞く人は、残念ながらあまりいないのではないか。
 言いたいことをもっと最初に整理してくれればいいのだが・・・。