教育委員会緊急時対応連絡マニュアル

 昨年10月に菖蒲中学校の生徒が下校途中で行方不明になり、川で水死して発見された事故があった。
 教育委員会は、緊急時の対応マニュアルとして、児童生徒が所在不明や事故等で重傷以上の被害にあった場合には、市長や議会議員、教育委員に対して速やかに連絡・報告するというマニュアルを定めていたが、昨年の事故の際には、そのマニュアルに沿った対応が行われなかったことが明らかになった。

 マニュアルではそうした事故の際には、議会議長、副議長、教育環境委員会委員長に対しては、教育部長から連絡することになっていたのだが、実際には、部長が自分で連絡しないで総務課長に指示して連絡させていたこと、しかも行方不明の時点でその事実だけを連絡したものの、その後に死亡が明らかになったことを連絡も報告もしていなかった。
 にもかかわらず、5月15日の臨時市議会では、部長が連絡したと説明し、死亡の事実を連絡しなかった事実は報告もされなかった。

【参照⇒猪股のホームページ参照】

 私は、6月議会の一般質問で、こうしたウソの説明および事実の隠蔽、およびそうした虚偽説明や隠蔽を、教育長が知らなかったことを、教育委員会の危機管理の欠陥であると批判するとともに、緊急時の連絡体制のあり方を見直すように求めた。

 私の問題提起に応えて、教育委員会ではさっそく、そうした緊急事態の際の連絡体制のマニュアルを改めた。
 児童生徒の所在不明、重傷以上の事故の際には、
(1)教育長の判断、または教育部長との調整により、議会関係等への連絡すべき内容を調整する、
(2)教育長が市長と副市長に連絡する、
(3)教育部長が議長、副議長に連絡する、
(4)総務課長が議員にメールで連絡する、などとした新たなマニュアルを定めた。

 さて、7月2日に久喜東地区の児童が一時行方不明になった事件が発生したのであったが、教育委員会の対応はどうであったか。

 2018/7/2 15:15 防災行政無線で、「行方不明者」の情報が流された。
 その後、
 15:54 教育委員会から議員全員にいっせいに「本市児童の行方不明事案発生のご連絡」のメールが届いた。
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久喜市議会議員各位
本市児童が行方不明となっている事案が発生いたしましたので、ご連絡をさせていただきます。
事案の内容は次の通りです。
1 学校 ○○小学校
2 児童 ○年生男子児童
3 経緯 
本日朝、該当児童が登校されていないので、担任から母親に連絡したところ、母親からは登校のため家を出た旨の話があり、行方不明となっていることがわかった。(中略)今現在において、児童の行方は分かっていない。現在、警察と連携し捜索対応中。
以上、ご連絡いたします。
 久喜市教育委員会 教育総務課

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 18:02 「本市児童の行方不明事案のその後のご連絡」が届いた。
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久喜市議会議員各位
先ほどご連絡いたしました、○○小学校の○年生男子児童が行方不明となっていた事案について、大変、ご心配をおかけいたしましたが、無事保護されました。
以上、ご連絡いたします。
 久喜市教育委員会 教育総務課

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 とりあえず、今回は、非常時の連絡マニュアルは定められた通りに機能したことがわかった。
 だがこうしたマニュアルは、常に完全に機能するとは限らないから、今後も、注意深くチェックし続けていかなければならぬ。