来賓あいさつは、必ず原稿を書いていきます

 先々週は地元の久喜東中学校の卒業式、先週は青毛小学校の卒業式で来賓としてあいさつをしました。
 4月には、8日の東中学校入学式は交替で宮崎議員、9日は青毛小学校入学式は地元議員は私しかいませんので、また私があいさつする予定です。

 教育委員会や市長の祝辞は、部課長たちが交替で代理で出席し、用意された原稿を朗読するのが常です。
 議員の中には、「自分は演説のプロだから、原稿には頼らないと言って、ノー原稿でやっている人もいますが、演説と祝辞のあいさつとは違います。
 壇上に上がってあいさつする方々は、普通はそれぞれ考え抜いた祝辞を書いてきています。
 それなのに、議員が原稿なしで(ともすればその場の雰囲気で)話すというのは、いかにも不遜で失礼だと思っています。

 そこで私は、議員を代表してあいさつするときには、必ず原稿を書いていきます。
 事前に原稿を書くというのは、推敲に推敲を重ね、よけいな修辞をそぎ落として、文章を凝縮させていく、いわば言葉を練り上げていく作業です。

 卒業式や入学式で、来賓の祝辞やあいさつは型どおりの文章で長くなりがちですが、私は原稿用紙2枚~2枚半くらいにまとめて2分~3分以内、できるだけ短くにするようにしています。

 もっとも、私の場合、原稿を読むといっても、朗読ではありません。
 演壇に立ったら原稿をまず演壇の上に置いて話し始めますが、すでに推敲の過程で文章は頭に入っています。
 時々は原稿に目を落としますが、原稿にとらわれるのでなく、練り上げた文章を話し言葉として子どもたちに伝えることを心がけます。
 また、できるだけ子どもたちの顔を見ながら、語りかけるように話すことにも心がけます。

 他の来賓の方から、「猪股さんは原稿を開いているけれど、あれは読んでいるんですか」と聞かれたことがありましたが、いわば自分の安心と、話の筋を外さないための原稿だと言ったらいいでしょうか。


 昔々は、先輩議員たちに教えられて、ノー原稿があたりまえだと思っていました。
 事前にだいたいの話の筋を考えていきますが、その場の流れでお話していたものです。

 でもある時、他の議員の祝辞を聞いていて、けっこうなベテランでも、途中でつっかえたり、言葉が続かなくなることもあることに気が付いたのです。
 またその場で思いついたことを付け加えたりしたくなって、ついつい長くなりがちです、というか、ノー原稿の場合、ほとんどの場合、長くなります。
 “自分は原稿なんか必要ない”と自信を持っている人ほど、その場で何かしら付け足したくなったりして、話が長くなっていく傾向にあるようです。
 ただでさえ長い式典で、じっと座っているしかない子どもたちにとっては、迷惑この上ない話というしかありません。