『久喜市議会だより』11月15日号に言いたいこと

 『久喜市議会だより』の編集について、これまでも機会を捉えて私の感想や意見を記してきた。
 元議員でかつて『議会だより』の編集に携わっていた方などからも、意見が寄せられているらしいのだが、いっこうにそれらの意見を反映しようとしないのはどうしたわけか。

(1)『久喜市議会だより』11月15日号に、久喜市議会9月定例会報告が掲載された。
 9月定例市議会で審議した議案の、何に重点を置いて編集するか、何をどのように市民に知らせたいかは、それぞれの議員の立ち位置によって異なるのは当然だ。
 たとえば私は私なりに、もっと市議会の中で議論になった問題を市民にわかりやすく、もっと掘り下げて書くべきだと考えているが、議員にもいろいろな立場がある。
 私のような少数会派・執行部に批判的な立場の議員に対して、多数会派の執行部に近い立場から選出されている議員は、議案の見方や何が問題かを見る視点も異なることが多い。
 広報委員会も、どちらかと言えば執行部に近い多数会派の議員が中心に構成されているから、紙面の編集や議案の取り上げ方も、どうしてもそうした立場からのものになってしまうのはやむを得まい。

 たとえば、9月定例議会の議案審査は、昨年度の決算審査が中心であったが、決算の内容について書かれているのは・5ページの「平成30年度決算 注目事業をクローズアップ」である。
 30年度に実施された“身近な10の事業”の決算額と内容が簡単に記されているのだが、これらの事業を市民に知らせるべき30年度のおもな事業として紹介したのは、議会多数派の皆さんの視点であろう。
 それはそれで認めるしかない。

(2)以前にも書いたことだが、議案の説明や議案審査で何が議論になったかの記載がきわめて少ない、はっきり言えば軽視されていることである。
 決算認定の議案についても、私は決算審査を通じて批判的視点から問題を指摘したし、市民に知らせるべき事業や課題も他にたくさんあったと考えている。
 また7ページの1枚だけを使って「9月議会の気になる議案をピックアップ」という記事が掲載されているが、これではたして、問題になった議案の論点が伝わるか。
 また、学校給食センター建設工事請負契約の議案やセンターの厨房機器の購入契約の議案については、議案の説明としてはまったく触れられていないのだが、これも、何が9月議会の論点であったと考えるかの視点の違いではあろう。
 しかしここではこれ以上は触れないでおく。

(3)『久喜市議会だより』に完全に欠落しているのが、委員会の審査報告である。
 久喜市議会は委員会中心主義を取っていて、議案は基本的には各常任委員会でほとんど丸1日ずつをかけて実質審査が行われる。
 実際、各委員会の審査終了後には、委員長が、「委員長報告および『久喜市議会だより』の原稿等は、委員長におまかせいただけますか」と委員に諮って一任を取り付けているのだが、その審査内容が議会だよりにいっさい掲載されないのはどうしてか。

(4)私が『久喜市議会だより』を見ていてたいへん気になるのは、編集内容よりも、紙面が読みやすく編集されているかどうかである。
 前号の『久喜市議会だより』6月議会報告号についても書いたのだが、いちばん気になるのは、フォントの使い方である。
 【参照⇒久喜市議会だよりへの疑問】へのリンク

 『久喜市議会だより』11月15日号は、2・3ページ以外は、本文はすべて明朝体のUDフォントを使っている。
 5月号までは、丸ゴシックあるいは細丸ゴシックが中心に使われていて、これは明朝体よりも読みやすく柔らか印象を与える字体であった。
 これを一般的にはより見やすいといわれるUDフォントにかえるにあたって、すべてを明朝体に統一してしまったことで、かえって読みにくくなってしまったと感じている。
 特に読みにくいのが、8・9ページの議案と全議員の賛否一覧であるが、ほとんどが漢字ばかりだからなおさらである。
 私のように老眼が入ってくると、目がちらちらしてくるのだが、そんなことは気にしないのだろうか。

 10ページ以降の一般質問は、本文も見出しもすべて明朝体で、本文の間に挟まれている小見出しも本文と同じ大きさの明朝体を使っているのは、編集の常道・基本を無視したものと言わざるを得ない。
 普通は、見出しはたとえばゴシックなり丸ゴシックなり、最近はやりのポップ体や教科書体を使うとか、本文とは違う字体で目立たせるのが基本であるが、『久喜市議会だより』はそうはしない。
 カラー印刷になって、本文と見出しの色を変えてはいるのだが、なぜ同じ字体に固執するのだろうか。
 5月号までの誌面と比べてみればすぐにわかることだが、細丸ゴシックを使っていた以前の方が読みやすかった。

 『広報くき』は、明朝体、ゴシック体、丸ゴシック、細丸ゴシック、他にもさまざまなフォントを組み合わせて、読みやすくしているのと比べてみる必要もあろう。
 いやそれ以前に、編集にあたっている方々には、広報委員以外のいろいろな感想や意見に率直に耳を傾けていただきたいものだが、どうだろう。


 広報委員の方から、「『久喜市議会だより』について、猪股はもう意見を言うのを諦めたのだろうか」という声が聞こえてきたので、挑発に乗って再び書くことにした。

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