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埼玉県久喜市議会議員  猪股和雄のもう一つのページ
〒346-0011 久喜市青毛1−4−10 電話 090-3547-1240
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政務活動費と議員の宣伝チラシの関係(3)

2017/05/19 11:22
 4月のブログで、最大会派の若手K議員が配布している『市政レポート★中高生向け特別篇』は、議会報告とは言えないので、政務活動費で出すのは適当だろうかと疑問を呈しておいた。
【参照⇒「政務活動費を使った宣伝チラシ」へのリンク】

 その後、彼から抗議の電話があったので記しておく。

 私は、彼のこのチラシには久喜市議会の11月定例会や2月定例会の経過についてはまったく書かれていないので「議会報告」ではない、「個人の宣伝紙」あるいは啓蒙チラシではないかという疑念を記した。
 それに対して彼は、他の議員も経歴を書いたり顔写真を載せたりしているではないか、議会に関係することなら何を書いてもいいはずだと言うのである。
 しかし私は、この論理は違うんじゃないか、たいへん独りよがりな考え方だと思う。

 久喜市議会の政務活動費支給条例では、「広報費」は、「会派が行う活動、市政について住民に報告するために要する経費」と規定されている。
 本来、この条文は、議員あるいは会派が広報紙を出すのに政務活動費をあてる場合は、議会や市政であったことを「報告」する目的に対して支出するのであって、個人の宣伝や市民への教育宣伝であればこの目的とは異なると解するのが適当ではないか。
 もちろん実際には、彼の言う通り、多くの議員のチラシには顔写真や経歴、あいさつ文みたいなものも載っているのだが、それでも多くの場合、記事の中心は議会や市政の「報告」になっていると思う。

 彼の今回の『市政レポート』には、久喜市議会の経過は書かれていなかったので、果たしてこれで「報告」と言えるんだろうかと思えてしまうのである。
 議会に関することなら何を書いてもいいというわけではなくて、やっぱり議会や市政の「報告」が中心になければいけないと思うのだが、いかがか。

 久喜市の政務活動費の条例には、「会派が行う活動、市政について住民に報告するために要する経費」とあるだけで、それ以上の細かい規程はない。
 それは規制を厳しくしすぎて使いにくくするよりも、ある程度はそれぞれの議員や会派の考え方に任せた方が、市民に対する議会報告や市政報告の活動が活発になるだろうという配慮である。

 実際に各議員が配布しているチラシを見てみると、「報告」と「宣伝」と記事の分量でどちらが多いか微妙なものもあるのは確かなのだが、それぞれの良識に任せてある程度は容認されている。
 しかしそれを逆手にとって、規制がないのだから何を書いてもいいんだと言ってしまったら、それは乱用になってしまうのではないか。

 その電話で彼は、私と同じ市民の政治を進める会の議員のチラシについて、「川辺議員のチラシには社民党のことも書いているではないか」「田中議員のチラシは写真が多くて紙面の無駄遣いをしている」とまで非難してきたものだ。
 川辺議員も田中議員も、実際にはそれぞれが発行しているチラシにかかった経費の半分くらいしか政務活動費を充当していなくて、残りは自己負担なのだが、これもそれぞれの議員の自主的判断であると言うしかない。
 ただ、私は今のところ、全議員が厳密に記事の分量の割合で政務活動費と自己負担とを分けるべきだとまで言うつもりはない。

 私自身で言えば、政務活動費で発行している『声と眼』には、自分の顔写真も経歴などの自己宣伝と取られるような記事は載せたことはないし、すべて市政報告・議会報告の記事で占めている。
 以前、私が所属している緑の党の記事を載せた号と、選挙前に自分のプロフィルを書いた号の印刷代は、政務活動費からは支出しなかった。
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青毛小学校PTA総会であいさつしました

2017/05/15 08:55
 5月12日(金)は青毛小学校のPTA総会でした。
 来賓として出席し、お祝いのことばを述べました。
               -----------------------


               久喜市議会議員  猪股和雄
 PTA総会おめでとうございます。
 今、子どもたちをとりまく環境は非常にむずかしくなっています。
 子供への虐待、いじめ、競争社会の中で翻弄される子どもたち、落ちこぼれや引きこもり、本当にこんないやな言葉が次々と浮かんできます。
 けれど、子どもたちをとりまく環境を作っているのも、守っていくのも、私たち大人であり、地域社会に他なりません。

 私の好きな言葉の一つに、「最も優れた教育は、すてきな大人に出会わせることだ」という言葉があります。
 子どもたちはこの青毛小学校で、子どもたち同士はもちろん、先生方や地域の人々との関わりの中で、地域の大人たちのようすを見ながら、成長していきます。
 その時に、皆さんがいっしょうけんめいPTA活動をしている姿を見て、そこから何かを学んでくれることもあるんだと思います。
 この青毛小学校が、子どもたちにとって、そのような場であればいいなと思っています。

 久喜市の人口は毎年200人くらいずつ減少していっています。その中で、小学生の子どもたちの数は毎年100人くらいずつ減少していっています。
 市内でも、各学年に1クラスしかない小学校が増えてきていて、今年は小学校の統廃合も、具体的に検討していくことになっています。
もう一つの課題は、学校給食で、市は市内34校の学校給食をすべて一本化して、1万2000食の大規模給食センターを建設する方針を決めましたが、子どもたちのための学校給食はいかにあるべきかの議論も続けていかなければなりません。

 子どもたちを地域の宝物として、守っていくのは私たち大人の責任であり、政治の責任でもあります。
 私たち自身が、学校、先生方、地域のコミュニティ、そして行政ととともに、子どもたちを見守り続けていくこと、子どもたちから目を離さないこと、子どもたちをとりまく環境に気を使っていくことは、大人の責任だろうと考えています。
PTAが、学校と子どもたちと、保護者と、地域の大人たちと地域社会をつなぐパイプとして、これからも活動されていくようお願いして、ごあいさつといたします。
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地元中学校のPTA総会で来賓あいさつをしました

2017/05/13 09:09
 5月11日(木)の午後に、久喜東中学校のPTA総会が開かれ、来賓として出席しました。
 来賓を代表して、来賓を代表してあいさつをし、お祝いのことばを述べました。
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                 久喜市議会議員 猪股和雄

 PTA総会、おめでとうございます。
 4月の入学式で新1年生を迎えて、PTAにも新1年生の新会員を迎えて、新しい役員さんも決まって、今日の総会を迎えられました。

 私自身、皆さんと同じ東中PTAの一員でしたけれど、息子は今年、成人式でした。本当に、今振り返ってみると、中学校の3年間も、高校の3年間も、あっという間でした。
 親は、子どもをそばにいて、見守って、ちょっと支えてあげることしかできませんけれど、それがいちばん大事なことなんだなあと、今改めて感じています。

 PTAの活動もその一つですよね。
 保護者のみなさんが都合をやりくりしながら、できる範囲で、活動に参加し協力する、それが、子どもたちの成長と安全を地域で支え、役立っていることになるんですよね。

 今、子どもたちをとりまく環境、本当にむずかしくなってきていますけれど、本当は子どもに寄り添うというのは、心配ばかりじゃなくて、喜びの方が大きい、その喜びをもっと見つけ出していければいいなあと思います。

 久喜市の人口は4〜5年くらい前は毎年500人くらいずつ減っていました。ここ2年くらいは年間200人くらいの減少になっています。
 当然、子どもたちの数も、中学生の数も減ってきています。
 東中も2年前までは12クラスでしたが、今は1年生だけがやっと4クラスで全部で10クラスになっています。今後も大きな傾向として減っていくことはほぼ確実ですね。
 今後、学校の適正規模とか、小学校の統廃合の検討も進められていくことになっていますが、子どもたちに最善の教育環境をいかに保障していくか、学校と保護者の皆さん、行政と議会の責任はいっそう大きくなっていきます。
 市は市内34校の学校給食をすべて一本化して、1万2000食の大規模給食センターを建設する方針を決めましたが、子どもたちのための学校給食はいかにあるべきかの議論も続けていかなければなりません。

 いじめを原因としたと思われる子どもたちの自殺も相次いでいます。
 しかし、子どもたちの環境を作っているのは、私たち大人であり、地域社会に他なりません。
 私たち自身が、学校、先生方、地域のコミュニティとともに、子どもたちを見守り続けていくこと、子どもたちについて関心を持っていくこと、子どもたちから目を離さないこと、子どもたちの生活の中の喜びを分かち合っていくことが大切なんだと思います。

PTAが、学校と子どもたちと、保護者と、地域の大人たちと地域社会をつなぐパイプとして、これからもいっそう機能していくようにお願いいたします。
 これからも、みなさんのがんばりを期待し、私も地域で、そして議会の立場からも、できる限りのお手伝いをさせていただければと思っています。
 これからの東中PTAの活動に大いに期待しながら、ごあいさつとさせていただきます。
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済生会病院移転問題の説明会が開かれた

2017/05/03 18:06
 4月29日に栗橋文化会館イリスで、済生会栗橋病院の存置存続を考える市民会議の主催で、済生会栗橋病院の移転問題に関する説明会が開かれました。

園部議員のブログ
共産党議員団のブログ


 昨年3月に突然、済生会栗橋病院と加須市との移転覚書が公表されて以来、一般市民を前にして、病院側から説明があるのは初めてで、市民400人が参加しました。
 議員も、柿沼議長の他、渡辺、石田、杉野、新井、平澤、岡崎、矢崎、並木、岸、山田、成田、井上、鈴木、園部、猪股ら18名が参加しましたが、田中市長は来ませんでした。

 済生会栗橋病院の長原院長が昨年来の経過と今後は済生会埼玉支部の理事会で協議されるという説明があり、参加者から現地に残ってほしいという意見、質問が相次ぎました。

 院長の説明や質問に対する回答の中で何度も強調されたのは、
(1)これから理事官で協議されるのだから、現段階では決まっていない(白紙)
(2)病院としては、一部機能(実際には救急部門などの基幹的機能、200床)を加須市に建設し、栗橋に100床の地域包括ケアを担う病床(病棟)を残す方針である
(3)栗橋に残る100床の病棟について、救急、外来機能などが可能かどうか、久喜市と協議したいと考えている
(4)加須市は移転用地も確保し、30億円の補助金(基金)も正式に決定され、栗橋に残す機能に対しても(加須市の)補助金を活用してもよいとの見解が示されている
(5)久喜市からは、栗橋に残す機能の内容や補助金についての考えは示されていない
などでした。

     栗橋に「一部機能」が本当に残るのか

 この計画には大きな問題も含んでいます。
 それは、一つの病院を2つの機能に分割して、2か所で診療を継続することが、経営的に成り立つのかどうかということです。
 長原院長自身、それはきわめてむずかしいことを認めた上で、栗橋にどのような機能を残すのかを久喜市と話し合い、そのために久喜市からの補助金も入れてほしいという考え方をにじませていました。

 しかし久喜市は今のところ、基幹部分の移転そのものに反対ですから、そのような方向での話し合いもできず、補助金も出す考えはありません。
 つまり、基幹的機能を加須に移すこと自体に反対であり、一部を栗橋に残すという病棟の整備に対しては、補助金などの協力をしないというのが基本姿勢です。
 さらには、栗橋で救急機能を行わない場合は、これまでに交付した補助金の返還も求めています。

 久喜市は今後、きわめて困難な判断を迫られます。
 それは、久喜市として、済生会が基幹部分を残さないのであればまったく意味はないと考えるのか、それとも一部だけでも栗橋に残し、その部分を拡大させる話し合いをしていくのかという選択です。

 もしも前者だとすると、済生会が基幹的機能を加須市に移転するという計画全部を撤回しない限り、久喜市はいっさい協力しないということになります。
 済生会が移転計画を全面撤回しない場合には、栗橋に残すとされている機能についての話し合いも行わない、補助金も出さないとすれば、逆に、栗橋には何も残らないおそれも出てきます。
 それを覚悟して移転計画全体に対して「反対」し続けるのか、それとも、栗橋に残す機能についての条件を提示して話し合いをしていくのかです。

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   10年前の厚生連幸手病院の久喜移転と同じ構図

 なお、参加者からは、加須市との覚書が表に出るまで、久喜市との話し合いがいっさい行われなかったことに対する批判も出されていました。

 これは、2005年に、厚生連幸手総合病院が久喜市に移転を決めたときと全く同じ構図が見て取れます。
 事前に幸手市や幸手市民には全く知らせずに、ところが実際にはその前年から久喜市は厚生連と移転の話し合いを行っていたことが、後から明らかになっています。
 その上で、田中市長は、久喜市長選挙で、「幸手総合病院の久喜市への誘致」を公約に掲げて勝ったのでした。

 しかも幸手市との間で補助金つり上げ競争をしかけて、久喜市は40億円の補助金支出を厚生連に約束して、誘致を決めてしまったのでした。
 久喜市としては幸手市を出し抜いて、地元住民を無視して厚生連幸手病院を久喜市に移転させて、久喜総合病院を実現したのですから、当時、私は幸手市民から「久喜の田中市長が厚生連病院を略奪した」と言われたことがありました。

 済生会の長原院長が、説明会で、厚生連病院の久喜市への移転の影響が大きかったと述べていましたが、これは久喜市に対する信頼関係に問題があったと言えるでしょうか。

【参照記事へのリンク】
久喜市への総合病院「誘致」の動き 2004〜2006
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「議員の仕事」って? 宣伝チラシの問題点(2)

2017/04/27 11:44
 最大会派の若手・K議員の宣伝チラシについて、「上から目線で、モノを知らない若い人たちに、『議会とは何かを教えてあげる』という印象で、気持ちのいいものではない」と書いた。

【参照⇒「政務活動費を使った宣伝チラシ(1) リンク】 

 しかし実はこのチラシには、もっと基本的な問題がある。
 K議員はこのチラシで、「市議会議員の仕事」の第1は「陳情対応」で、第2は「議会質問」だという。
 この「議会質問」は「市役所の執行部(部長以上)に、議員が『政策』や『改善点』を提言し、議論を行うことだと書いているから、どうやらこれは本会議での一般質問のことを言っているらしい。
 さらに、「『チェック』と『提案』が議会の仕事。」だと書いている。

 しかしK議員のこのチラシにおける「議会とは何か」の説明は、間違っている、またはきわめて不十分だと言わざるを得ない。

 地方自治体の議会の位置づけは憲法に基づくのであって、第93条に「地方公共団体には、法律の定めるところにより、その議事機関として議会を設置する」と規定されている。
 つまり地方自治体議会の何よりも基本的な役割は、予算や条例等を審議し、議決する機関ということであるが、K議員のチラシでは、この議決機関としての議会の本質的かつ根源的な役割はまったく書かれていない。

 市長は行政機関の長として、予算案や条例案等の議案を作成して議会に提案する、議会はそれを審議して議決するのである。
 ところが時々、市の政策方針や予算や条例は市長が決めていて、議会はそれをチェックしたり、改善を提案したりする場であるという、間違った理解をしている議員がいる。

 K議員の、先の「『チェック』と『提案』が議会の仕事。」という文章は、まさにそういう理解に基づくものではないか。

 そうではなくて、市長は予算や条例の『案』を議会に提案するのであって、議会がそれを審議して可決されてはじめて有効になるのだから、予算や条例の決定権は議会にあると言うべきである。
 よく言われる議会の「チェック機能」というのは、議案を審議する過程でその議案の問題点をチェックするという意味と、日常的な行政の執行状況をチェックするということであって、「チェックが議会の仕事」と規定してしまうのは一面的ないしは一部分だけをとらえた規定にすぎない。

 ましてや、議会は市長の提案した議案を審議するだけでなく、みずから政策を立案して条例を提案することもできる、予算に対する修正もできるのであって、行政に対する積極的な権限も持っている。

 久喜市議会ではこれまで、私や石川議員がいわゆる政策条例を提案して可決成立させたこともあるが、残念ながらきわめて少ない。
 予算修正案や条例案を提案しても、否決されたことも何度もある。
 それでも、議会は政策や条例を提案する権限も持っているのであって、本来はもっと活発に議員提案を行っていくべきである。
 そうした議会が本来持っている権限をまったく触れないで、議会の仕事が「チェックと提案」だけ(?)であるかのように言う(少なくとも、このチラシにはそれしか書いていない)のは、議会の役割を矮小化するものである。

 議会の説明で、最も基本的な憲法に定められた議会本来の役割である「議決機関」としての議会に触れないのは、きわめて不十分と書いたのはその意味であり、議会の役割から議決機関としての役割を捨象してしまうのは、間違いであると言わざるを得ないではないか。

 K議員がこのチラシを、「議会のことがわかっていない若い人(市民)に、議会と何かを教えるために作った」のだとしたら、まずその根源的な議会の位置づけを書き落としてはいけないだろう。

 実際、「市政に対する一般質問」は、市政の一般事務の何に対して質問してもよいし、提案してもよいから、、多くの議員が行っている。
 一方で、議案質疑は市長が作成した予算案や条例案をきちんと勉強し調査して質疑しなければならないので、やる議員は比較的少ない。
 私は久喜市議会では議案質疑が少ないのが問題だと考えている。
 昨年1年間で議会に提案された市長提出議案は134件に対し、K議員の1年間の本会議における議案質疑は6議案だけであったが、これでも議員の中ではまだ多い方ではある。

【参照⇒1年間の議員の発言実態調査へのリンク】
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政務活動費を使った宣伝チラシ(1)

2017/04/24 19:45
 大会派の若手議員が全戸配布している広報紙が、議員の間でちょっとした話題になっているらしい。

 標題は『市政レポート★中高生向け特別篇』となっている。
 発行は会派の名前で、政務活動費の「広報費」を使って印刷しているのだが、自分の顔写真と名前や経歴がいちばん上に掲載されている。
 このチラシが変わっているのは、久喜市議会の議案審議の経過、結果などはいっさい書かれていないから、少なくとも「議会報告」ではない。
 「個人の宣伝紙」ということになるのだが、そうすると政務活動費を支出するのが適当かという疑念も出てきてしまう。

 政務活動費の会計担当者の会議で、他の会派の会計担当者から「どう思いますか」と聞かれて、私は「こういうのも、ありかなあ」と答えた。
 実際、こういうチラシを作ってしまう、彼の着想には感心させられるのだ。
 しかし、その後であらためてじっくりと読んでみて、いくつか考えなければならない点はあると思い至った。

 このチラシの内容は、昨年、18歳選挙権が実現したので、中高生向けに「政治家の役割とは」を解説したものである。(大胆に比喩を使ったその解説が的確であるかどうかもかなり疑問はある)。
 つまり、この議員の考える議員のあるべき姿や仕事を、中高生(市民)に教えるために作成したものであるらしい。
 とするとこれは、議会報告ではなくて、市民への教育宣伝を目的とした啓蒙チラシということになる。

 他の議員は普通は、政務活動費の「広報費」を使って、「議会報告」を印刷・配布しているのだが、はたしてこのチラシは政務活動費の広報費で出すに値するのかどうかという話である。

 さらに言えば、私の個人的印象としてはこのチラシは、“中高生(市民)には政治なんてわからないだろう”という先入観を前提にして、“モノゴトを知らない市民”に向けて、上から目線で、「君たちに政治とは何かを教えてあげるよ」という構図であって、あまり気持ちのいいものではない。

 彼は以前にも、市当局が作成した財政見通しをそのまんま引用して、「久喜市の財政がいかに厳しいか」を解説するチラシを作成して配布したことがあった。
 議員は市民の代弁者であるべきだが、あれは逆に、彼が当局の代弁者として、市民に対して「久喜市の財政は厳しいんだ」とお説教しているようにさえ見えたのである。
 しかも当局のその財政見通しは、1年後には全く見通しが違ってしまったというシロモノであったが、それを無批判に引用しているのでは、議会のチェック機能は果たせない。

 私自身は、どのような場でも、私の考え方を市民に向けて教示するとか、啓蒙するというような姿勢は取らない。
 『声と眼』は市政や議会の情報紙と位置づけていて、市政や議会の実態や私の評価を提示し、いっしょに考えてもらう、そしてその受け止め方は市民(読者)におまかせするというスタンスである。
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青毛小学校の入学式、お祝いのことば

2017/04/12 22:58
 4月11日、青毛小学校の入学式に、来賓として出席して、お祝いのことばを述べました。
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 新しい、青毛小学校1年生のみなさん、入学おめでとうございます。

 外には、桜の花、菜の花やスイセン、タンポポがいっぱい咲いていて、今日は雨が降っていますけれど、それでも花がいっぱいだと、心が暖かくなってきます。

 みなさんは、今日から、青毛小学校1年生です。

 小学校では、いっぺんにおんなじクラスに22人の人がいます。
みんなお友だちになりましょう。1年生全部では44人です。青毛小学校全体では275人です。
もう数えきれませんね。みんなとお友だちになりましょう。

みなさんが、青毛小学校で、たくさんの友だちと仲良くなって、いっしょに学校に来て、いっしょに勉強して、毎日毎日、楽しくくらせたらいいですね。

 皆さんに、覚えておいてほしいことが一つあります。

 皆さんは、お母さんやお父さんや家族の人たちの、大切な宝物です。

 それから、青毛小学校の先生方や、ここに並んでいる地域の人たちにとっても、大切な宝物です。

 だから、皆さんが、朝、自分で起きて、朝ご飯を食べて、元気に青毛小に通うことができて、ここにいてくれる。
それだけで、みんながとてもうれしくなります。
 学校に来たら、お友だちや先生に「おはようございます」って、大きな声であいさつをする、それで、みんながもっと温かい気持ちになります。

 保護者のみなさん、お子さんの入学おめでとうございます。

 保護者の皆さん、みなさんの大切な子どもたちが、今日から、この青毛小学校で、学校という一つの社会へ出ていきます。
学校で国語や算数といった勉強だけでなく、この地域社会で、人として生きていくために、人とつながるということを学んでいきます。

 今日が、その大きな一歩となることを願って、お祝いの言葉とします。
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田中市長は本当にロンドンまで行くつもり?

2017/04/10 11:41
 川内選手が8月にロンドンで開かれる世界陸上、男子マラソン代表に選出されて市長に報告に訪れたという記事が「読売新聞」4月5日に掲載された。
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 「メダルを狙いたい」という、その意気込みには大いに期待したい。
 大会は8月4〜13日に開かれるが、まだ男子マラソンの競技日程は決まっていないらしい。

 さて、その新聞記事の最後にはこういう文章がある。
『田中市長は、川内選手が出場した2011年の韓国・大邱大会と13年のモスクワ大会とも現地で応援しており、「ロンドンにも応援に行きたい」と述べた。』
 この記事を読んだ市民の方(匿名ではない)から、さっそく苦情の電話が入った。

『市長は何のつもりでしょうか。そんなにヒマなのか』
『まさか市民の税金で行くつもりではないでしょうね。どうしても行きたいんなら自費で行ってほしい』
『何年か前の韓国やモスクワ大会にも市民の税金で行ったと思うが、今度も公費で行くんだとすると、市民からの批判なんか覚えてもいないし、気にもしないんですね』

 今日、市役所に行って秘書課長に、『市長はロンドンまで行くの?』と聞いてみたところ、秘書課長は『調整中です』と答えたから、どうやら本当に行くつもりで、課長は“調整”を指示されたらしい。
 世界陸上に限らず、何かの世界大会やオリンピックに出場した選手の出身の地元市長が、はたしてみんな応援に駆けつけるものだろうか。
 久喜市長の個人的な思い入れだろうか。

 何日間の旅行になるか知らないが、そんなにヒマで、どうしても現地で応援したいというそれほどに強い思い入れがあるのなら、税金は使わず、職員も同行させず、1人で、自分のポケットマネーで行くべきだろう。

 2013年のモスクワ大会応援旅行には、市長と秘書課長の2人分で、約100万円が公費から支出されていた。
【猪股のホームページ2013年9月17日の記事へのリンク】
「田中市長のモスクワ「公務」出張の旅費と日当はいくら?」

 “公務”出張で行くとすれば、その効果の検証が不可欠だが、川内選手を元気づけることがその効果だ、ということになるのだろうか。

 市長のモスクワ応援旅行の際には、現地ガイドまで付いて「モスクワ市内視察」という観光までして、それも公費から支出していたが、何も、石原や桝添のまねをする必要はない。

 蛇足だが、久喜市議会では、議員が公費で視察や研修に行ったときにはぎりぎりの日程で組んでいる。
 常任委員会では2泊3日で3か所ないし4か所の視察を行うから、もちろん観光などを行う余裕はないし、せいぜいが朝食前やホテルに入ってから周辺を散策するのが関の山である。
 政務活動費を使って会派視察に行くときにも、交通費と宿泊費の実費しか出ないことになっている。

 また議員が視察に行ったら、必ず報告書を提出することになっているし、次の市議会本会議で報告しているのだが、4年前の市長のモスクワ「視察」の報告はなかった。
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議案の賛否を間違えたって?

2017/03/31 16:33
 市議会の定例会最終日の本会議では時々、思いもかけぬことが起こる。
 特に議案に賛成・反対を表明する採決の間違いなどというのは本来はありえないと思うのだが、それでも起こることがある。

 今議会に、議員提出議案で、「特別職報酬等審議会条例の一部改正」を、提案者が猪股、賛成者が市民の政治を進める会の田中議員、共産党の杉野議員が署名して提出していた。
 総務財政市民常任委員会では、市民の政治の田中、共産党の渡辺員の2名が賛成、新政と公明党の4名が反対であったから、本会議でも市民の政治の3名と共産党の4名の7名が賛成、新政と公明党が反対して『賛成少数』で否決されるものとわかってはいた。

 17日の本会議、最後の討論、採決で、議長が、
 「議員提出第1号 久喜市特別職報酬等審議会条例の一部を改正する条例は、委員長報告は否決であります。原案にご賛成の方はご起立ください」
と言って、
 新政と公明党は座ったままで、私たち市民の政治の3名は起立したのだったが、最善列の共産党の議席で混乱が起こった。
 いちばん端の渡辺議員だけが起立して、横に並んだ他の3名は座ったままでいた、つまり3名は「反対」ということになる。

 びっくりしたのは共産党の議席のすぐ後ろの私たちと渡辺議員で、小さい声で「立って!」と叫んだのだったが、石田議員があわてて立ち上がったものの、他の2名は座ったままだった。
 どうも議長が「議員提出第1号 久喜市特別職報酬等審議会条例の一部を改正する条例は、委員長報告は否決であります」と言ったのにつられて勘違いしてしまったらしい。

 久喜市議会では議員1人1人の賛否を『議会だより』に掲載しているので、議会事務局の職員が1人1人の議員が起立するか着席したままかを目をこらしているので、賛否の記録は正確である。
 5月発行の『久喜市議会だより』には、共産党議員団の中で議案の賛否が分かれて記載されてしまうことになるだろうが、やむを得まい。

 市民の政治を進める会は会派で賛否を縛ることはしていないので、3名の中でも賛否の態度が異なることはしばしばある。
 新政の中でもどうしても意見が一致しない議案については賛否が分かれることがある。
 共産党と公明党は一枚岩で、これまで絶対に賛否が分かれることはなかった(はずだ)が、今回の共産党の“賛否の態度の分裂”は初めてのことではないか。

 もっとも過去にも、会派としては反対なのに一部所属議員が間違えて賛成したり、途中で気がついて“中腰”になってしまったりした(逆も)ことはあった。
 それでも議員にとってはたとえ間違いではあっても、本会議での賛否はやり直しのきかないものであって、賛成・反対は事実の通りに記録されてしまうのである。
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久喜マラソンについての匿名電話

2017/03/24 19:12
 3月19日(日)に第2回久喜マラソンが開催されて、参加者5000名の盛況だったらしい。

 その前日の18日に「久喜東中の保護者」を名乗る方から匿名の電話があった。
 お話の内容は、
 『久喜マラソンに参加を申し込んでいないのに、中学生の子どもの参加賞とゼッケンが送られてきた。学校の部活でまとめて申し込んだらしい。』
 『未成年者の場合は保護者の同意が必要なはずで、同意した覚えはない。勝手にこんなことができるのか』
というものである。

 もしもこれが事実であるなら、参加者を増やすために、学校や部活ぐるみで“動員”していることになる。
 匿名電話氏は、市の生涯学習課にも電話して、調査や学校への指導を申し入れたが、何の対応もしてくれないので、議員である私から教育委員会や学校にお話しして是正させてほしいというのであった。

 私が市役所や学校に連絡して事実関係がどうなっているかを調べた上で、問題があれば是正を求めることはできるのだが、話しがどうなるかはやってみなくてはわからない。
 その結果を報告するのに、お名前と連絡先と教えてほしいとお願いしたのだが、匿名電話氏はどうしても教えられないという。
 誰が電話したかが学校にわかると、子どもが校長から不利な扱いを受けるかもしれないと言う。
 私が、名前は出さないからと言っても、どこからばれるかもしれないとおっしゃって、つまりは私を信用できないらしい。
 「それでは報告はできないけれど、それでよろしいですね」ということで、匿名氏との電話は終わらざるを得なかった。
 
 その翌日に久喜マラソンが実施されて、20日は春分の日、連休明けの21日の朝、教育委員会生涯学習課長に電話して、事実委関係を聞いたところ、おおむね以下のことがわかった。
・先週におそらく同じ方から電話があった。
・匿名で、どこの部活だかもわからないので、調べようもなかった。
・東中の学校長に連絡し、あとは学校の対応にまかせた。

 なお、参加申し込みは学校の部活などでまとまって申し込む場合には、所定の申込書でなくても一覧表(リスト)で認めていて、参加費はまとめて納入してもらっている。
 保護者の同意は特に記入してもらっていないが、同意していただいていると理解しているという。

 そのあとに今度は、東中の校長先生に電話して、教育委員会から連絡があったことを確認してから、経過について聞いてみた。
 それによると、校長としては、部活でまとめて申し込むことを認めていて、東中では5つの部活で100人くらいが申し込んだ。
 参加はあくまで自由意志であって、部活で強制的に参加するようなことにはなってはいけないし、保護者の同意は取っているはずだが、全部について確認はしていない。
 ただ、匿名の電話の件については、匿名氏のお子さんがどこの部活かもわからないので調べようがないということであった。

 ここまで担当課長や学校長のお話を聞いてみて、いくつかの問題点があることはわかってきた。
 (1)部活などでの集団での参加が、部によっては部活の一環と位置づけているらしいが、そうすると、部活は事実上の半強制的な全員参加ということになるのだろうか。
 (2)その場合、参加費は部費からまとめて支出しているのだろうか。
 (3)集団での申し込みが所定の申込書でないため、保護者の同意の有無があいまいになっていることもあるらしい。

 今後、来年以降への課題になるが、
 中学校の部活でまとまって参加する場合など、その位置づけや参加費の負担を明確にして、それを保護者にも周知する必要があるのではないか。
 部活などでまとまって参加申込をする場合、リストでもよいとしているが、団体参加申込書を作るべきではないのか。
 また未成年者は保護者の同意が条件になっているのだから、保護者の同意をチェックする欄を設けて、確認する必要があるのではないか。

 さてここで本来なら、匿名氏に連絡して報告した上で、匿名氏の認識や事実関係の間違いがあるのかどうかを確認して、次へ進みたいところだが、連絡自体を拒否されているのでは、相談のしようがない。

 以下はグチである。
 匿名氏は議員に連絡しさえすれば、水戸黄門のようにエイヤッとすべて解決してくれると考えているのかも知れない。
 しかし、議員は強制的な調査権限は持っていないし、市役所や学校に対する命令権も持っていないのだ。
 市民の皆さんの情報が頼りであり、相談しながら改善を求めていくしかないのだが、匿名氏のように名前も連絡先も教えられない(議員に一方的に要求するだけで、信用はしていない)というのではどうしようもない。
 せめて、情報をもう少し共有して、改善策をいっしょに考えていただければよかったのだが…。
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久喜市手話言語条例が可決されました

2017/03/17 23:50
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 3月17日、久喜市議会本会議で「久喜市手話言語条例」が全会一致で可決成立しました。
 昨年2月議会で、私は代表質問と一般質問で、手話言語条例の制定を呼びかけ、市長が今年度中に策定する方針を表明していました。
 今日の本会議の手話言語条例の採決を、久喜市長各障害者協会、久喜市手話サークルの皆さんが傍聴席から見守りましあ。
 閉会後に議場内での記念写真、皆さんに笑顔があふれていました。
【参照→猪股の賛成討論へのリンク】
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久喜東中学校卒業生に贈る言葉

2017/03/15 11:39
 3月15日、午前9時から、久喜市立久喜東中学校の第41回卒業式が行われました。
 私は市議会議員を代表して、お祝いのことばを述べました。

            -------------------

 卒業生のみなさん、保護者のみなさん、卒業おめでとうございます。
 158名の卒業生を送り出そうとしている校長先生、先生方、おめでとうございます。

 みなさんの、中学校三年間はあっという間に過ぎたでしょうか。
 ここで生き、勉強、部活動、友情、そして受験、楽しかったこと、苦しかったこと、それぞれの思い出を作ることができたでしょうか。
 人が生きるということは、人と人の関係の中で自分を磨き発展させていくということです。中学校の三年間を糧にして、さらに自分自身を磨いていってください。

 皆さんが歩いていく、その後ろにみなさん一人一人の歴史が作られていきます。時々は、自分自身の歴史を振り返ってみてほしい。
 自分はこれまでに何をしてきたか、この三年間に何を得たのか、自分はいま何者であるか、どこへ向かおうとしているのか、立ち止まり、振り返り、自分の歩いてきた道を見つめながら、改めて前を見据え、自らの行く先を見つめ直しながら、その時々で後悔しない、自分の、できる精一杯のことをしていってほしい。

 みなさんがまだ小学生だった六年前、三月十一日に、東日本大震災は起きました。被災地では、目前に控えた卒業式も入学式も、無念にも迎えることができなかった小学生や中学生がたくさんいました。
 さらに福島の原子力発電所の事故の放射能汚染で、ふるさとの福島の地で勉強を続けることができなくなって、今も一万人もの小中学生がふるさとを離れ、避難先で暮らしています。いつふるさとに帰れるかわからないで、それでも苦闘している人々がいます。みなさんは、その人たちの「今」にも、思いを馳せてほしい。

 みなさんは生きている。生きて久喜の地で、勉強を続けることができて、こうして卒業を喜び合うことができる。生きていることはそれ自体ですばらしいことで、未来に向かって希望を抱いて歩いていくことができる。その喜びをかみしめてほしい。
 みなさんが生きている、その今を大切にしてほしい。この世に一人しかいない自分を大切にして生きてほしい。

 もう一度、卒業おめでとうございます。
 皆さんのまっすぐな顔に、心からのお祝いを申し上げます。
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「教育勅語」のどこが悪いか

2017/03/11 11:27
 この日本の政治社会状況の中で、しばしば亡霊のように出てくる「教育勅語」であるが、今度は森友学園だ。
 傘下の幼稚園で子どもたちに暗唱させていたことを問われて、理事長は『教育勅語のどこが悪い』と言い切った。
 森元首相やら、稲田防衛相やら、おそらくは安倍首相につながる政治家で、同じ思いの人たちは多いのだろう。

 「父母に孝に」
 「兄弟に友に」(けいていにゆうに)
 「夫婦相和し」
 「朋友相信じ」
 「恭倹己れを持し」
 「博愛衆に及ぼし」
とくれば、『どこが悪い』と開き直られて、現代の我々市民は即座に反論できなかったりする。

 しかしその徳目の最後の結論が、
 「一旦緩急あれば義勇公に奉じ、以て天壌無窮の皇運を扶翼すべし」
とあるところまで読み進んで、はじめて、『なんだ? これは!』という気持ちに至るのである。

 つまり、事変や戦争などの国家の大事が起こったならば、進んでその身と命を投げ出して、天皇のために働けというわけだ。

 ということは、親への孝行、兄弟仲良く、夫婦はむつみあい……などの徳目の羅列は、最後に国と天皇への忠誠に結びつけるための、皇国史観における思想的・道徳的基礎であり、導入にすぎなかった。
 しかも、第一に親への孝行、次が兄弟、夫婦はその下という序列も、家族制度の現れに他ならぬ。

 戦前の小中学校(国民学校)で、これらの徳目を子どもたちに暗唱させたということの意味は、国家と天皇への忠誠を誓わせて、子どもたちを軍国少年、軍国少女に仕立て上げるための洗脳作業に他ならなかった。


 津田道夫著『君は教育勅語を知っているか−−「神の国」の記憶』(社会評論社)参照
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『声と眼』の反応にもいろいろ

2017/02/17 17:46
 今週は月、火、水の朝に久喜駅で『声と眼』を配布し、昼間は青毛、青葉、栗原地区に戸別にポスティングしている。
 昼間はだいぶん暖かくなって、朝の内はまだ肌寒いのでジャンバーを来て出かけると途中で汗ばんでくるほどだ。

 昨日、ある家の門の前で奥さんらしい人が笑顔で手を振っていたので、直接受け取ってくれるのかと思って近づいていくと、「アッ、ダイジョーブデス」と言って、こちらがちょっと戸惑っていたら家の中に入っていかれてしまった。
 てことはあれは、「いらない」という拒否で手を横に振っていて、笑っているように見えたのは「冷笑」だったらしい。
 駅前で大学生だかの男性に手渡そうとして「ダイジョーブデス」といわれたこともあるが、あの「ダイジョーブデス」という拒否の言葉にはどうもなじめない。

 以前、門のところのポストに入れようとしたら、玄関の前にいた家人から、「読まないから入れないで」と言われたことがあった。
 断り文句にもいろいろあって、今までで覚えているのは、「そんなもん、いらねえよ」という激しい言い方から、「何だか知らないけどいらない」とか、「ごみになるから入れないでいい」、「ウチは自民党だから猪股さんのはいらない」、「上から黄色いチラシは読むなと言われてるから」なんて、“ナンノコッチャ?”と思わせられることもあった。
 今さら断られたからといっていちいち気にしてなどいられないし、むしろ紙の無駄にならなくてすむので、「ありがとうございます」と言うことにしている。 

 ポストの中に、2週間前に入れた『声と眼』が残っていることがあって、“さて、今回は入れるべきか否か”と迷うのだが、一応入れておいて、2号続けて残っていたらその後は入れないようにしている。

 私は、『声と眼』は“猪股和雄の宣伝チラシ"ではなくて、市政と議会の情報紙として位置づけている。
 だから、他の議員のチラシのように、デカデカと自分の顔写真を載せたり、「ごあいさつ」や「猪股の実績」だとか、「あれは猪股がやった」「これも猪股がやった」などという自己宣伝は書かない。
 猪股を支持するか否かにかかわらず、久喜市の情報を得ることはマイナスにはならないはずなので、読みもしないで拒絶されるのは、その人にとってたいへん残念だと思わないでもない。

 もちろん喜んで受け取ってくれる人の方が多くて、庭で草取りをしていた人がわざわざ門のところまで出てきて「ありがとうございます。いつも楽しみにしているんですよ」、「久喜のことが本当によくわかるので、みんなで呼んでるんです」、「今までの全部取ってあるんですよ」などなどと言ってくれる人もたくさんいる。
 以前にその家の奥さん(?)らしい人に「いらない」と言われて配らないでいたら、しばらくたってご主人(?)らしい人から「ウチにも入れてください」と言われたこともあった。
 中には、「市内の○○に友人がいるので渡してあげてるんです」とか、「○○に親がいるんで、もう一部ください」と言う人もいて、本当にありがたいことだ。
 月2回の発行、戸別配布というのはちょっとたいへんな時もあるのだけれど、これからも続けていこうと思う。
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久喜市議会の政務活動費の使い方

2017/02/12 18:40
 2月6日、市議会各会派の会計担当者会議が開かれた。
 久喜市議会では、各会派から提出された政務活動費の使途報告書、領収書等の証拠書類を、会計担当者同士でお互いにチェックしている。
 これは、別に他会派の支出に文句を付けるわけではなく、市民から疑念を持たれないような正確な使途報告を行うための確認作業と言っていい。
 実際、このような確認作業を続けてきて、不適当な支出や記載間違い、書類の不備がないかどうかをチェックし合い、お互いに、報告書の掲載の仕方や領収書の形式を市民にわかりやすいように改めたりもしてきた。
 最近では、皆さんも慣れてきて、ほとんど間違いが指摘されることもなくなった。

 市議会ではこれとは別に、領収書等のインターネット上での公開を行うための検討委員会も開かれていて、新年度分の報告書から市議会のホームページで公開していくことについて、大筋の合意ができた。
 この会計担当者会議でチェックした報告書や証拠書類を、そのままPDFデータ化してホームページにアップする方法で公開していくことになるだろう。
 何よりも、市民の税金から交付された政務活動費を、調査研究費や市民への議会報告の発行などに議会活動に間違いなく使って、その成果をさらに議会活動に活かしていく、そうした使い方を確保していくための使途報告でなければなるまい。

余ったら返還するのは当然

 全部の領収書等のチェックが終わった後で、ある会派の会計さんから、「政務活動費を全部使わないで余らしている会派があるが、交付額が多すぎるということか」「フルに使って活用した方がいいのではないか」という話が出た。
 しかし、政務活動費の使い方はそれは会派の考え方次第というしかない。
 フルに使い切って、視察や研修などの成果を政策作りなどに活かして市民に還元するという考え方もあれば、市民の税金を使っているのだから、できるだけ節約して、余ったら市に返還するという考え方もある。
 必要な支出をして、もしも余らせることができれば、返還するのはあたりまえのことではあろう。

 市民の政治を進める会では、視察は宿泊で出かけるよりも、できるだけ近くの自治体で、特徴的な政策に学んでこようというスタンスである。
 県内は車で出かけたり、都内に行くことが多いから、結果的にはあまり視察にはお金をかけていない。
 また、議会事務局を通さないで先方と直接連絡を取って行った場合など、少額の交通費は政務活動費から支出せずに、自己負担で済ませているものも多い。

政務活動費で「1人3000円の夕食代」

 政務活動費の使途についても、これ以外にも会派によっていろいろな考え方の違いはある。

 その一つが、視察や研修会に出かけた時の「食費」をどうするかだ。
 久喜市議会の政務活動費支出の基準では、交通費等の旅費は職員の旅費条例の規定を適用することになっていて、宿泊費は1泊1万4800円までが認められている。
 以前だったら旅館やホテルの宿泊費はだいたいが1泊2食付きで、夕食・朝食代も含められていたから、食事代だけ切り離せないので、特に問題にはならなかった。
 最近はほとんどがビジネスホテルを利用していて、夕食は外の料理屋かレストランで食べることが多く、別の支払いになっているので、その合計で夕食・朝食代を含めて1万4800円までなら認めてよいと解釈されている。

 というわけで「夕食代」の計上は違法ではないので、久喜市議会の政務活動費使途報告では、視察や研修の際の「夕食代」を計上している会派もある。
 ほとんどがホテルの宿泊費とは別に、料理屋かレストランでの「1人3000円」の領収書を付けている。
 私などから見ると「3000円」という金額もたいへん気になっていて、これは1人分の純粋な夕食代としてはかなり豪勢ではある。

 私は、視察の際のホテル代と別会計の「食事代」は政務活動費の宿泊費には含めないで、自己負担にした方がいいのではないかと思っている。
 そこで市民の政治を進める会では、政務活動費の使途報告には「食事代」は計上せず、当然、領収書も出していない。

 2つめは、視察先への「手土産代」である。
 これは議会の委員会の視察でも、お互いに相手の議会事務局などへの「お礼」として、「手土産」を持参するのが通例となっていて(事前に送っておくこともある)、金額にして1000円〜1500円くらいの茶菓子が多い。
 手土産代を研修費から支出することは裁判の判例でも認められているので、会派の視察でもだいたい手土産を持参している。
 政務活動費で、他の会派の使途報告書にも「手土産代」が計上されて領収書も付けられているのを問題にする気はない。
 しかし私たちは食べ物を政務活動費で購入すること自体に疑問を持っているので、市民の政治を進める会では「手土産代」は政務活動費の使途報告書には計上せず、自分たちで負担している。

 実際には、議会報告の印刷代や視察研修費の費用(食費や手土産代を含まないでも)などで年間36万円の交付額をはるかにオーバーしてしまっていて、超過した分は当然ながら持ち出しの自己負担である。
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ちょっと辛口・今年の久喜市の5大ニュース

2016/12/31 10:19
  久喜市と田中市長は「官製5大ニュース」を発表しました。
(1)「新久喜総合病院」診療開始(4月)
(2)市内全小中学校の教室でエアコンの一斉稼動を開始(6月)
(3)市内事業者の魅力ある取り組みを見聞する「市長のNo.1訪問」開始(9月)
(4)「第1回よろこびのまち久喜マラソン大会」の開催(3月)
(5)小学校2校、中学校1校に学校運営協議会(コミュニティ・スクール)を設置(4月)

 久喜市にとっての将来を懸念されるニュースを無視して、行政にとって都合のいいニュースばかり。
 そういうもんじゃないと思うんだがなあ。

 今年をふり返り、来年の課題を見つめるために、私の選んだ「ちょっと辛口・今年の久喜市の5大ニュース」
(1)久喜総合病院の撤退と、新久喜市総合病院の開設
   医療行政関係者の間からは、今後の久喜市の医療費の急増を懸念する声も漏れています。

(2)市内小中学校の全ての教室にエアコンを設置、一斉に稼働スタート
   設置工事の過程で予算制度に違反する違法な追加発注がされていたkとが判明しましたが、議会は賛成多数でこれを追認してしまいました。

(3)済生会栗橋病院の加須移転計画の発表
   半年かけた栗橋病院あり方検討委員会で、加須への新病院の建設の方向と現病棟の慢性病棟化・救急外来の廃止の方向が出されました。

(4)東京理科大跡地の活用計画が、物流センターと子育て教育支援センターに固まる
   6割部分が売却されて巨大物流センター建設計画が確定し、久喜市がその用途変更を容認するのと引き替えに、校舎部分跡地が市に無償譲渡され、子育て教育支援センター建設計画が策定されました。

(5)市内小中学校の学校給食の単一大規模センター化の計画が発表された
   現在の自校調理理方式、中小規模センターを廃止する計画だが、保護者や審議会への説明はいっさいなされていません。
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政務活動費の領収書、インターネット公開を

2016/12/30 13:14
 政務活動費の使途明細書や領収書をインターネットで公開することについて、久喜市議会での話し合いがスタートしました。
 12月28日に、市議会政務活動費公開検討委員会が開かれ、各会派の意見を出し合いましたが、いつから公開するか、どのように公開するかの合意には至りませんでした。
     -------------------
 検討委員会の委員は9人です。
 新政久喜…井上、平澤、新井、大谷(検討委員会委員長)
 公明党…戸ヶ崎、斉藤(検討委員会副委員長)
 共産党…杉野、渡辺
 市民の政治…猪股
     -------------------

 市民の政治を進める会と共産党は積極的に公開していくために、具体的に公開の方法を検討していくべきだという意見を述べました。
 一方、新政久喜と公明党は「公開が大前提だ」と言いながら、実際に公開するまでには慎重に検討するべき事項が“いろいろある”という立場で、次のような意見が出されました。
《新政久喜》
 「インターネットで公開したことでどうなるかわからない。いろんな事が考えられるので検討が必要だ」
 「事務局で閲覧する方法なら、疑問や意見があれば事務局で説明できるが、インターネットで公開すると全国・全世界で見られることになる。久喜の政務活動費の制度や使い方について知らないので誤解を持たれては困る。影響があると困るので検討が必要だ」
 「現在の政務活動費の運用指針に問題がないかどうか検討した上で公開を考えた方がいい」
《公明党》
 「領収書の公開をするには事務局で相当な業務量が増えるのではないか。今の人員でできるのか」
 「領収書を公開している市を視察して勉強してくることも必要ではないか」
 「公開した場合、知らないところで一人歩きすることもある。公開している市議会に、指針やどういう目的で公開したのか聞いてみる必要がある。公開して誤解や影響が生じた場合に誰が責任を取るのか」

 公開することによって、久喜の政務活動費の使い方にどんな“誤解や影響”が出ると心配しているのか、よくわかりません。
 富山市議会などと違って、久喜市議会では政務活動費の使途基準や、報告書類の提出、監査によるチェックなど、厳格に運用してきていますから、私たちは現在のところ問題はないと考えています。
 市議会のホームページに領収書等を公開する場合には、久喜の政務活動費に関わる条例、施行規則、運用指針、確認事項などをいっしょに掲載しなければならないのは当然です。
 その上で、もし市民から久喜市議会の政務活動費の支出について疑問や批判があれば、ていねいに説明責任を果たして、理解を求めていくべきでしょう。
 場合によっては市民の意見に応じて、現在の支出のあり方を常に見直していく必要も出てくるかもしれません。
 使途明細書や領収書、証拠書類等をすべて公開して、市民から疑問や批判、意見が来るかも知れないからといって、公開をためらうなどというのは許されません。

 領収書や証拠書類のすべてを公開するためには職員の事務量が増えてたいへんだなどというのは言い訳にしか過ぎません。
 現在でもすでに全部の提出書類をコピーして会計担当者でチェックしているのですから、これを市議会のホームページに掲載するためのPDFデータに変換するのは簡単な話で、他の市議会でもやっていることです。
 個人の印鑑などの非公開とすべき箇所を黒塗りにする作業がたいへんだという意見も出ましたが、これも黒塗りにするべき箇所の指針を決めた上で、コピーの該当箇所を塗りつぶしていけばいいだけです。
 作業がたいへんだから公開できないとか、あるいは慎重にしようなどという理由にはなりません。
 検討委員会は、政務活動費に関わるすべての証拠書類の公開を前提として、今後、そのための具体的な条件を話し合っていくべきです。

 久喜市議会の政務活動費のチェック体制はどうなっているか

 現在、各会派は第4四半期ごとに使途報告書を提出し、領収書、議会報告等の印刷物の原本、視察報告書等の証拠書類も添付しています。
 それを、各会派の会計担当者会議でお互いにチェックして、添付漏れや記載漏れ、間違いを修正し、使途に疑問があれば代表者会議で協議しています。
 その後、議員の費用負担で外部の税理士に依頼して外部監査、最後に市の監査委員に依頼して最終的な監査を受けています。
【参照リンク⇒政務活動費の条例、規則、運用指針、確認事項】

 次回の検討委員会は1月31日に開き、各会派で、公開することによってどんな心配があるのかを話し合ってくることになっています。

 市民の政治を進める会は領収書等をすでに自主的にインターネットで公開しています。
各会派が自主的にやればそれでもいいのですが…。
 【市民の政治を進める会の政務活動費】
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久喜市議会の定数削減の議論はこうなっている

2016/12/29 15:24
 11月議会最終日の20日、本会議終了後に、各会派の代表者会議で議員定数削減についての協議が行われました。
 6月定例市議会に、市民団体から議員定数削減を求める陳情が提出され、市議会代表者会議では8月から定数削減の協議を開始していました。
 背景には、久喜市議会の現在の定数は30名で、県内の人口20万人以下の市では最も多いこと、さらに今年4月から議員報酬の大幅引き上げが行われ、議員全員の年間報酬支給の総額でも最高額となってしまったことがあります。
 また、昨年の特別職報酬等審議会の答申にも、「今後、議員報酬の額を改定する場合は、議員報酬総額を考慮して検討を行うことが適当」と指摘されていました。

【参照⇒11月14日の前回の代表者会議の記事へのリンク】
【参照⇒6月議会の記事へのリンク】 県内同規模市の定数一覧

 議会の中には定数削減に消極的な意見もあります。
 共産党はもともと議員数は多い方がいいという考え方です。
 旧町地区の議員の中には、定数が減ると旧町地区からの議員数が少なくなってしまう怖れがある(ので、できれば減らしたくない)という声が出ています。

 今回の代表者会議に、初めて各会派から、具体的な定数の数字が出されました。
 新政久喜(井上代表)は、「会派内で『28名』と『26名』と2つの意見があってまとまっていない」
 公明党(岡崎代表)は、「現在の定数から1割削減して『27名』でまとまった」
 市民の政治を進める会(猪股代表)は、「現数よりも多いのでは市民の理解は得られない、現数と同じ『27名』なら市民の理解が得られるのではないか」

 一方、共産党(杉野代表)は、「現在の定数『30名』を維持するか、増やすという考えもある」という意見でした。

 今後、1月に、定数削減を進める意見では一致している3会派の代表で協議し、具体的な定数でまとまれば、2月定例議会に定数条例を提案して審議することになります。


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 《現在の各地区・会派別の議員数》
( )内は2年前の市議選での当選者数(定数30名)。
久喜・鷲宮地区で各1名が県議選に立候補して辞職、菖蒲地区で1名死亡したため、現在の議員数は27名。
久喜地区 15(当選は16)  新政8(9) 公明党3 共産党2 市民の政治2
菖蒲地区  3(当選は4)   新政2(3)              市民の政治1
栗橋地区  5(当選は5)   新政3   公明党1 共産党1
鷲宮地区  4(当選は5)   新政2(3) 公明党1 共産党1
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【日々折々】 七草の味

2016/12/26 22:23
 私は30年ほど前から、障害者の教育権を実現する会という市民運動団体の全国運営委員に名を連ねている。
⇒『人権と教育』へのリンク

 この実現する会が『月刊・人権と教育』という機関紙を発行していて、その中の、「日々折々」というコーナーに、編集部からの依頼で年に4〜5回くらい、短い文を掲載させてもらっている。
 以下は『人権と教育』503号(2017年1月20日発行)に寄せた一文である。

             ---------------------

 正月の話題には早すぎるのだけれど、ご容赦いただきたい。

『せりなずなごぎょうはこべらほとけのざすずなすずしろ これぞななくさ』とは子どもの頃に母から教えてもらった。
その後、正月の餅や酒で疲れた胃を休めるのに七草がゆを食べるのだと聞いた。

 正月明けまもなくにスーパーの店頭に七草セットが並んで、人々が買い求めていくのには大いに違和感がある。
1月早々の関東では若菜はまだ出てこない。
旧暦の七草(1月7日)は来年は2月3日で、その頃なら日当たりの良い野で地べたに張り付いているセリが見つかるかもしれない。
若菜摘みはそれより後の季節だろう。

 一時、山野草にこだわって「七草」も採取して食べてみたことがある。
みんな、いちばん簡単に茹でてカツオブシとしょうゆをかけて食べた。
セリは文句なくうまい。
ナズナはスジっぽく、ゴギョウはもそもそして食べづらい。
ハコベは小さくて摘むのも面倒だし味気ない感じ。
ホトケノザ(コオニタビラコ)は苦みがけっこううまいとは思った。
いずれも茹で加減や料理法を工夫すれば食べられるのかも知れないが、セリ以外はまた食べたいとは思えなかった。

 スーパーの七草セットではスズナはカブ、スズシロはダイコンになっている。
しかし野で摘む若菜になぜ野菜が入っているのかと不思議に思っていた。
「君がため春の野に出でて若菜摘む…」は平安の歌で、「せりなずな…」は鎌倉時代の作らしいから、それぞれの“若菜”や“七草”をいっしょに論ずるのはむりがあるのだろう。

 山菜の入門書では、すずなにはヨメナ、すずしろはノビルを当てる説が多くて、私にもこちらの方がしっくり来る。
軽く塩で茹でてヨメナごはんは独特の香りが爽やかだ。
ノビルは酢味噌和え、刻んだ茎をネギの代わりにして、あの辛みが快い。
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小中学校のエアコンは「暖房には使わない」らしい

2016/12/18 18:52
 今年6月に市内34校の小中学校の全部の教室にエアコンが設置されて、教育委員会にその稼働実態を聞いた。

 6月〜9月までの期間中に小学校で平均42日間(最多の太田小学校で49日間、最少は江面2章で24日間)、中学校で平均49日間(最多は久喜東中学校で68日、最少は鷲宮中で30日間)、エアコンを稼働したという。
 7月21日から8月28日の夏休み期間中では、小学校で平均7日間(最多は久喜小と桜田小の13日間、江面1章と鷲宮小は夏休み中は稼働0)、中学校の平均は15日間(最多は久喜東中の27日、最少は鷲宮中で3日)だったという。

 市教育委員会では「エアコン運用ガイドライン」を定めていて、稼働期間は6月〜9月、教室内の気温が30度以上、設定温度は28度とすることになっているという。
 稼働時間は授業時間内を原則とし、休み時間中も運転を認め、「昼食時間と昼休み時間は弾力的に対応する」としている。
 また、夏休み期間中は、補習授業、発表会、進路指導、会議、保護者との面談等「必要最小限」とされているが、文化部など室内の部活ではどうしているのだろうか。 
 操作は教職員が行うことになっている。

 11月議会の井上議員が一般質問で、エアコンを夏期にしか使えないことが周知されていないのはなぜかという指摘があった。

 実は私も保護者から、エアコンをどうして冬の暖房に使わないのかという素朴な疑問を聞いていたので、教育委員会に確認してみた。
 それで教育部長から見せてもらった「運用ガイドライン」の最後の所に、「教室のエアコンは、冬期の暖房には使用しないものとします」と規定されているのだった。
 私も含めて何人かの議員は、クーラーでなくてエアコンなのだから、当然、冬も使えるのだろうと思い込んでいたのはたいへんうかつではあった。

 確か、昨年、エアコンを設置する方針が出されたときにも、20億円もかけて設置するエアコンを夏だけしか使わないのではもったいない、いや暖房にも使えるのだからむしろ効率的だという話があったような気がするのだが、結果的に夏のクーラーとしてしか使用してはいけないことになっていたとは…。

 教育部長の説明では、冬期にエアコンを暖房のために1日7時間使用したときの電気代は496円で、現在設置されているストーブの灯油代474円の方が安価なので、ストーブを使うのだという。
 確かに、ストーブがまだ使用できるのだから廃棄するわけにはいかないので、そう言われれば納得するしかないのだが、20億円もかけて設置したエアコンを1年間で40〜50日しか使わないのかと思うと、何となく釈然としないのは私だけではないだろう。

 なお、エアコンの運転が始まった今年の6月から9月の学校の電気料金は、平均で4〜5割は増えているという。
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