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zoom RSS 傍聴者に名前を書かせようとしたのは間違い!

<<   作成日時 : 2016/05/26 14:39   >>

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 昨日、市役所で開催された「男女共同参画審議会」を傍聴したのだが、傍聴席についたところ、職員から「傍聴申込書」なるものを提示され、住所・氏名を記入するように言われた。
 私は「審議会を傍聴するのに、名前を記入する必要はないでしょう」と言って記入はしなかった。
職員は納得いかないふうだったが、すでに会議が始まっていたこともあって、そのままになった。
 用事で途中退席したときに、その「傍聴申込書」が入り口に置かれたままになっているのを見たから、私以外の人が傍聴に来たらきっと記入させられることになっただろう。
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 久喜市では、合併前の2002年に市議会傍聴規則を改正して、「何人も傍聴する権利がある」ことを規定し、2008年には住所・氏名の記入もしないで自由に傍聴席に出入りすることができるようにした。
 その後、市の政策審議機関、審議会等もこれにならって、住所・氏名の記入はしなくていいことになっていたはずである。
 私自身、多くの審議会等の傍聴を続けていて、いずれの審議会でも住所・氏名の記入をするように言われたことはなかったが、なぜこの男女共同参画市議会で復活してしまったのだろう。

 個人の住所・氏名は最も基本的な個人情報である。
 久喜市個人情報保護条例では次のように規定されている。
          ------------------
 第2条(定義) この条例において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。
(1) 個人情報 個人に関する情報であって、特定の個人が識別され、又は識別され得るものをいう。

 第7条(収集の制限) 実施機関は、個人情報を収集するときは、あらかじめ個人情報を取り扱う目的を明確にし、当該目的を達成するために必要な範囲内で、適法かつ公正な手段により行わなければならない。

          ------------------

 つまり、審議会の傍聴希望者に対して、住所・氏名を書かせるのだとしたら、住所・氏名を書かせる目的を明確にしなければならないのであって、どこの誰が傍聴に来たかを書かせて記録しておく理由や意味などあるはずはない。
 「個人情報を取り扱う目的を明確にし」ないで住所や氏名を書かせるのは条例違反ということになる。
 だから、久喜市では合併前から、審議会の傍聴申込書に住所・氏名を書かせてはいなかったし、担当課(公文書館)でも、住所・氏名を書かせる必要はない、そのようなことはしないようにと指導してきていた。

 それが今回、男女共同参画審議会で守られなかったのは、担当課職員が「傍聴申込に住所・名前を書かせるのがあたりまえ」と考えていたことになり、それは市行政の中で職員に個人情報保護の基本が理解されていなかったということだ。
 これははたして、男女共同参画審議会だけの間違いだったのか、それとも他の審議会等でも、この基本的な考え方の混乱が広がっているのではないかと懸念せざるを得ないのだが、どうだろうか。

 ずっと昔、裁判の傍聴に行ったとき、どうしたらいいかわからなくて裁判所の人に「傍聴したいのだが、受け付けはどうしたらいいのか」と聞いたら、「受け付けはありません。自由にどうぞ」とかえって怪訝な顔をされてしまったことがあった。
 その時、「ああ、傍聴が市民の権利っていうのはこういうことなんだ」と実感したものである。
 議会以上に保安や静謐が求められるはずの裁判の傍聴ですら、自分の身元を明らかにする必要はないのだから、市議会や審議会の傍聴に住所や氏名を書かなければならない理由などあるわけはない。

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