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zoom RSS 政務活動費を使った宣伝チラシ(1)

<<   作成日時 : 2017/04/24 19:45   >>

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 大会派の若手議員が全戸配布している広報紙が、議員の間でちょっとした話題になっているらしい。

 標題は『市政レポート★中高生向け特別篇』となっている。
 発行は会派の名前で、政務活動費の「広報費」を使って印刷しているのだが、自分の顔写真と名前や経歴がいちばん上に掲載されている。
 このチラシが変わっているのは、久喜市議会の議案審議の経過、結果などはいっさい書かれていないから、少なくとも「議会報告」ではない。
 「個人の宣伝紙」ということになるのだが、そうすると政務活動費を支出するのが適当かという疑念も出てきてしまう。

 政務活動費の会計担当者の会議で、他の会派の会計担当者から「どう思いますか」と聞かれて、私は「こういうのも、ありかなあ」と答えた。
 実際、こういうチラシを作ってしまう、彼の着想には感心させられるのだ。
 しかし、その後であらためてじっくりと読んでみて、いくつか考えなければならない点はあると思い至った。

 このチラシの内容は、昨年、18歳選挙権が実現したので、中高生向けに「政治家の役割とは」を解説したものである。(大胆に比喩を使ったその解説が的確であるかどうかもかなり疑問はある)。
 つまり、この議員の考える議員のあるべき姿や仕事を、中高生(市民)に教えるために作成したものであるらしい。
 とするとこれは、議会報告ではなくて、市民への教育宣伝を目的とした啓蒙チラシということになる。

 他の議員は普通は、政務活動費の「広報費」を使って、「議会報告」を印刷・配布しているのだが、はたしてこのチラシは政務活動費の広報費で出すに値するのかどうかという話である。

 さらに言えば、私の個人的印象としてはこのチラシは、“中高生(市民)には政治なんてわからないだろう”という先入観を前提にして、“モノゴトを知らない市民”に向けて、上から目線で、「君たちに政治とは何かを教えてあげるよ」という構図であって、あまり気持ちのいいものではない。

 彼は以前にも、市当局が作成した財政見通しをそのまんま引用して、「久喜市の財政がいかに厳しいか」を解説するチラシを作成して配布したことがあった。
 議員は市民の代弁者であるべきだが、あれは逆に、彼が当局の代弁者として、市民に対して「久喜市の財政は厳しいんだ」とお説教しているようにさえ見えたのである。
 しかも当局のその財政見通しは、1年後には全く見通しが違ってしまったというシロモノであったが、それを無批判に引用しているのでは、議会のチェック機能は果たせない。

 私自身は、どのような場でも、私の考え方を市民に向けて教示するとか、啓蒙するというような姿勢は取らない。
 『声と眼』は市政や議会の情報紙と位置づけていて、市政や議会の実態や私の評価を提示し、いっしょに考えてもらう、そしてその受け止め方は市民(読者)におまかせするというスタンスである。

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