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zoom RSS 東電・柏崎刈羽原子力発電所を視察

<<   作成日時 : 2017/08/18 11:34   >>

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 8月18・19日に新潟市内で、「自治体議員政策情報センター虹とみどり」の全国政策研究集会が開かれます。
 私は昨日の朝に久喜を発って、そのプレイベントとして実施された、東電柏崎刈羽原子力発電所の見学ツアーに参加しました。

 参加したのは全国から集まった約20の自治体議員で、11時に新潟駅前に集合して観光バスで柏崎に向かい、12時半に原発サービスセンターに到着しました。
 ここはもともと原発の啓発・広報などの地元対策として建設された施設で、原発のしくみや「安全性」を宣伝する場です。
 施設内には、長さ4.5mの燃料棒や制御棒の実物大模型や、原子炉圧力容器と格納容器の5分の1模型が据えられています。
 5階建ての最上階からは南に刈羽村ののどかな田園風景が広がり、北側には松林の向こう側に高圧鉄塔や排気筒が林立していて、その下に原発施設の屋根がかろうじて見え、その向こうには日本海が広がっています。
画像

  林立する鉄塔の左から2本目は避雷針
  3、7、8本目が排気塔
  その下に白く原発1、2、3、4号機建屋の屋根が見えた
  さらにこの画面の右手に、5、6、7号機がある

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 私たちは所長による原発の基本的な仕組みと3・11後の「安全対策」の取り組みについての話を聞いた後、東電が用意したマイクロバスに乗り込みました。

 施設内に入るには厳重なチェックが行われていて、私たちは事前に氏名、住所、電話番号、職業などを届け出て、さらに免許証などの身分証明書のコピーを送っています。
 東電はそれによって私たちの身元をすべて調査したらしいのですが、さらにこの日にも免許証を提示、コピーを取られたようです。
 また構内ではいっさいの写真撮影は禁止されました。
 これらは「テロ対策」と説明を受けましたが、これからの日本で「テロ対策」と銘打てば、一般人に対してもこんな調査が可能になると思うと空恐ろしい気もします。

 原子炉現在は完全に発電を停止しており、したがって東電と関連企業の約6000人の従業員は、停止している原発の維持管理のためだけに働いていることになります。
 また、原子炉を安全に停止させ続けるためには、当然ながら大きな電力が必要になります。
 ということは、原発は停止していても、施設を維持するための電力を関東から送ってもらわなければなりませんから、本来はここで発電した電力を関東方面へ送電するための高圧線は、そのために使われているわけです。
電力をいくら買っているかは「わからない」といっていたのは、どういうわけでしょうか。

画像

          正面の橋の向こうにゲートが見える
          橋の先からは「撮影禁止」だそうだ
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 構内では途中で停車したり降りることは許されずに、バスの窓から、1〜7号機の原子炉建屋や高さ15mのコンクリート製防潮堤、防潮壁、事故があった場合に備えた消防車(消火のためではなく、注水のため)、電源車、ガスタービン発電気動車、海水を冷やし続けるための熱交換器車、免震重要棟、使用済み核燃料の乾式(空冷)キャスク貯蔵庫棟などを見学して回りました。
 所長によると、以前の「安全対策」の考え方は「事故を起こさないための対策」でしたが、3・11以降は「危険に備えた対策」、つまり事故が起こった場合の対策に位置づけを変えたそうです。
 原発の「安全対策」の基本は以前と同じで、「止める」「冷やす」「閉じ込める」で変わってはいませんが、さすがに、以前のように、事故が起こらないための対策がとられているとか、原発は5重の壁によって守られているとか、放射能は絶対に外へは出てこない対策が取られているなどとは言いませんでした。

 災害で、外部から電源が入ってこなくなった場合の対策としての電源車や発電気動車であり、霊薬機能が失われた場合の消防車(注水車)や大容量注水装置であり、放射能が漏れ出た
場合にも放水車で雨を降らせて“できるかぎり”放射性物質を構内に沈降させるための対策です。
 これらはまた、当面は施設内の東電と関連企業の従業員だけで対応することになるので、東電職員の日常的な訓練を続けているとも説明していました。
 事故が起これば、必ず放射能の漏出等の影響が周辺環境に及ぶことをも想定するようになったのは大きな前進ですが、逆に言えば開き直りとも言えます。
 この日には説明もなく、質問もしませんでしたが、後の問題は周辺住民の避難計画ということになります。
画像

          原発から関東へのびる高圧線の鉄塔

 私は20年くらい前に東電福島第2原発のサービスセンターの見学に行ったことがありますが、当時は職員が「絶対安全」を誇らしげに語っていたのを覚えています。
 現在は、いかに事故を防ぐかだけではなく、事故の際にどう対応するかが問われている時代です。

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